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きょうの料理レシピ

田作り

稲作の肥料として使われたことからその名が生まれた「田作り」。豊作を祈ってかみしめたい一品です。

田作り

写真: 小林 庸浩

材料

(つくりやすい分量)

・ごまめ 200g
・赤とうがらし 1本
【煮汁】
・水 カップ1/4
・酒 カップ1/4
・白ざらめ 大さじ山盛り2
・しょうゆ 大さじ2

つくり方

1

ごまめは3cmくらいの、光沢のあるものを選ぶ。ペティナイフを握り込むように持って、頭をつけたまま、苦みのある内臓の部分をていねいに取り除く。

! ポイント

一匹一匹ていねいに、頭は落とさないで内臓の部分だけを取り除く。

2

厚手の平鍋にごまめを入れ、弱火でゆっくりと香ばしくなるまでいり、取り出す。

3

赤とうがらしの種を除き、輪切りにする。

4

【煮汁】用の水、酒、白ざらめを2の鍋に入れて弱火にかける。ざらめが溶けたらしょうゆを加え、ゆっくりと半量くらいになるまで煮詰め、2のごまめを入れて火から下ろし、さっくりと混ぜて3を加える。

! ポイント

田作りをつくった鍋を洗わずにおいて、「煮しめの焼き豆腐」を煮るときに使うと、豆腐によい風味がつく。

全体備考

【ごまめが割れやすいときの扱い】
ごまめが乾燥して割れやすいときは、少し湿りけを与え、程よい堅さに戻したところで、おなかの部分を取るとよい。それには、ごまめをポリ袋に入れ、キャベツの葉を1枚いっしょに入れておく。または、熱湯で固く絞ったふきんでごまめを包み、その上を乾いたふきんで覆ってしばらくおいてから使うなどするとよい。

◆こちらのレシピも参考に!◆
煮しめ 焼き豆腐

きょうの料理レシピ
2007/12/10 正月料理 辰巳芳子の“これだけはつくりたいおせち”

このレシピをつくった人

辰巳 芳子

辰巳 芳子さん

1924年生まれ。料理研究家の草分けだった母、浜子氏のもとで家庭料理を学ぶ一方、西洋料理の研さんも重ねる。父親の介護を通じてスープに開眼。高齢者へのスープサービスにも力を注ぎ、鎌倉の自宅などでスープ教室を主宰している。食育も実践し、児童が種をまき、育て、食べる「大豆100粒運動」を提唱し、広めている。


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