チキンソテー
パリッと香ばしく仕上るコツは、にんにくとローズマリーの香りを移した油を、丹念に回しかけながら焼くこと!
写真: 鈴木 雅也
*1人分
材料
(1人分)
- ・鶏もも肉 1枚(約150g)
- ・トマト (1cm厚さの輪切り) 1枚
- ・にんにく (包丁の腹でつぶす) 1かけ
- ・ローズマリー 1枝
- ・粒マスタード 小さじ1
- ・塩 少々
- ・こしょう 少々
- ・小麦粉
- ・オリーブ油 大さじ3
つくり方
鶏もも肉は筋切りをし、身の厚い部分に切り目を入れる。塩・こしょうをふり、小麦粉適量を均一に薄くまぶしつける。
切り目を入れることで、火が通りやすくなる。また、小麦粉をまぶしてうまみを閉じこめる。
フライパンにオリーブ油を入れ、にんにく、ローズマリーを加え、強めの中火にかける。少しフライパンを傾けて、にんにくとローズマリーが油につかるようにし、じっくりと揚げて油に香りを移す。
オリーブ油は沸点が高いので、パリッと仕上げたいチキンソテーに向いている。
にんにくが薄く色づいたら、鶏肉の皮を下にして入れる。中火にし、少しフライパンを傾けて、たまった油をスプーンですくい、鶏肉にかけながら焼く。ローズマリーとにんにくが焦げそうになったら取り出す。
肉に油をかけることで、火を通すと同時にうまみを閉じこめる。
鶏肉の皮がこんがりと色づいたら裏返し、同様に油をかけながら、肉に火を通す。肉の表面がパリッとつやよく焼き上がったら、取り出す。
トマトに小麦粉少々をまぶす。4のフライパンにトマトを入れ、余分な油をサッとふき、中火よりやや弱めの火加減で焼く。
片面が色よく焼けたらトマトを裏返し、十分に柔らかくなるまで火を通す。器にトマトを敷いて鶏肉を盛り、粒マスタードを添える。生のローズマリー少々(分量外)をあしらう。
【チキンソテーの3つのキーワード】
1. 油は沸点の高いオリーブ油をつかう
2. 油にローズマリーとにんにくの香りを移す
3. 鶏肉に絶えず油をかけながら焼く
このレシピをつくった人
大宮 勝雄さん
フランス、イギリス、ニュージーランドで研さんを積み、その経験を生かしたアイデア豊かな洋食が人気。東京・浅草の仲見世通りの近くに洋食レストランをオープンして40年になる。
つくったコメント