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きょうの料理レシピ

チョコレートクリームのクリスマスケーキ

初心者でも失敗しにくいポイントをギュッと詰め込んだ、舘野鏡子さんイチ押しのシンプルなレシピ。口溶けにこだわったチョコレートクリームを、ラフにたっぷり塗って仕上げます。身近で手に入りやすい材料でつくれるのもうれしいポイント。

チョコレートクリームのクリスマスケーキ

写真: 川上 朋子

エネルギー /2220 kcal

*全量

塩分/0.9 g

*全量

調理時間 /90分

*スポンジを冷ます時間、チョコレートを冷ます時間、冷蔵庫で冷やす時間は除く。

材料

(直径18cmの底が抜けるタイプの丸型1台分)

【スポンジ】
【A】
・サラダ油 大さじ1
・牛乳 大さじ1
・卵 3コ(180~190g)
・砂糖 90g
・薄力粉 90g
【シロップ】
・ぬるま湯 大さじ4
・砂糖 大さじ1
【チョコレートクリーム】
・生クリーム (乳脂肪分35%前後) カップ1
・製菓用チョコレート 50g
*スイートがおすすめ。板チョコレートでもよい。
・砂糖 20g
・いちご 適量
・ひいらぎチョコ 適量
*全体備考参照

下ごしらえ・準備

1 型の側面と底にオーブン用の紙を敷く。型の側面を水でサッとぬらし、先に側面の紙を立てかけ、そのあと底面の紙を入れると安定する。

2 オーブンは190℃に温める。

3 【シロップ】の材料はよく混ぜ合わせて、冷ましておく。

つくり方

【スポンジ】をつくる
1

【A】はボウルに混ぜ合わせておく。別の大きめのボウルに卵を割り入れ、低速のハンドミキサーで軽く溶きほぐす。砂糖を加え、高速で3~4分間泡立てる。持ち上げてみて、落ちた筋が5秒間以上残るのが目安。低速でさらに2分間泡立て、きめを整える。

2

薄力粉の約1/4量をまんべ んなくふるい入れ、ゴムべらで切るように20~25回混ぜる。混ぜる方向と逆の向きに、ボウルを少しずつ回転させるとよい。粉がほぼ見えなくなったら残りの薄力粉を3回くらいに分けて同様に混ぜる。

3

【A】を合わせたボウルに2の生地をゴムべらで2すくい分加えて、よく混ぜる(1で使用したハンドミキサーの羽根1本を取リ外して使うと混ぜやすい)。2のボウルに戻し入れ、均一になるまでへらで手早く混ぜる。

! ポイント

バターではなくサラダ油を使うことで軽くシンプルな味の【スポンジ】に仕上がる。

4

型の中心に、30cmくらいの高さから生地を一気に流し入れる。ゴムべらの角で表面を軽く整える。10cmくらいの高さから型ごと台の上に5~6回落として空気を抜く。天板にのせ、190℃のオーブンで5分間焼いたあと、温度を170℃に下げ、25~30分間焼く。中央に竹串を刺し、生地がつかなければ焼き上がり。

5

焼き上がった型を10cmくらいの高さから台の上に2~3回強く落とし、蒸気を抜く。乾いた布巾を台に敷いて網を置き、型の焼き面を下にしてのせ、10分間ほど冷ます。触れる熱さになったら、型をそっと外してぬれ布巾をかける。

6

【スポンジ】が完全に冷めたら紙をはがし、厚みを半分に切る。

! ポイント

回しながら包丁で側面に約6か所切り目を入れ、目印にして少しずつ切る。

【チョコレートクリーム】をつくる
7

【シロップ】をはけで切り口、表面、側面全体に塗る。

! ポイント

【シロップ】をしっかりと塗ることで【スポンジ】とクリームがよくなじむので、分量をすべて塗りきる。

8

チョコレートは粗く刻む。分量の生クリームから60mlを取り分けて、チョコレートとともにボウルに入れる。50℃くらいの湯煎にかけ、時々混ぜながら溶かす。完全に溶けたら湯煎から外し、人肌くらいの温度になるまで冷ます。

9

別のボウルに残りの生クリームと砂糖を入れ、ボウルの底を氷水で冷やしながら、泡立て器ですくい上げてトロトロと落ちる程度まで泡立てる(五分(ぶ)立て)。8を加えてソフトクリームくらいの堅さに泡立て(八分立て)。

【チョコレートクリーム】を塗る
10

皿に下側の【スポンジ】をのせる。切り口にゴムべらでクリームの1/4量くらいをのせ、パレットナイフで塗り広げる。上側の【スポンジ】の焼き面を下にしてのせ、同量のクリームを全体に薄く下塗りする。

11

仕上げ塗りをする。表面に残りのクリームをのせ、側面全体にも塗り広げていく。側面は下から上にすくうように塗り、筋をつけていく。側面を塗り終えたら、表面にも筋をつけるように塗っていく。

! ポイント

表面の角はデコレーションで隠れるのでだいたい整えればよい。

12

3mm厚さの輪切りにしたいちご、ひいらぎチョコ(全体備考参照)をあしらう。大きなボウルなどで覆って、冷蔵庫で30分~1時間冷やしてなじませる。

! ポイント

チョコはランダムにさすとおしゃれ。クリームが皿についた場合は、ぬらした紙タオルで拭く。

全体備考

◆「ひいらぎチョコ」のつくり方◆~トッピングも手づくりでかわいく!~
材料(約30枚分)
板チョコレート…20g
アラザン…適宜

1.チョコレートは粗く刻み、約50℃の湯煎にかけて溶かす。オーブン用の紙を敷いたバットにティースプーン半分弱くらいを落とし、前後に少し伸ばして葉の形にする。
2.竹串で周囲を一方向に伸ばしてとげをつくる。あれば固まる前にアラザンを散らす。冷蔵庫で冷やし固める。
 ※バラバラの方向にのばすとアメーバのようになるので注意。

きょうの料理レシピ
2024/12/17 おやつのじかん

このレシピをつくった人

舘野 鏡子

舘野 鏡子さん

1970年生まれ。桐朋学園大学ピアノ科卒業。NHK「きょうの料理」の料理アシスタントを10年続け、独立。三世代の家族が満足できる食事、家庭でつくりやすい献立やお菓子を日ごろから研究。

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