マスタードポークソテー
粒マスタードをきかせたコクのあるクリームソースは、隠し味のしょうゆで、ご飯にも合う味に仕上げました。デイリーにもごちそうにもぴったりの一皿です。
写真: 木村 拓(東京料理写真)
*1人分
*1人分
*豚肉を常温におく時間は除く。
材料
(2人分)
- ・豚ロース肉 (豚カツ用) 2枚(230g)
- ・ブロッコリー 1/4コ(80g)
- ・りんご 1/2コ(100g)
- 【A】
- ・生クリーム 大さじ5
- ・水 大さじ2
- ・粒マスタード 大さじ1+1/2
- ・しょうゆ 大さじ1/2
- ・塩
- ・こしょう
- ・小麦粉
- ・サラダ油
- ・バター
つくり方
豚肉は冷たいうちに、裏側から包丁の刃先で筋を数か所切る(全体備考コツ1参照)。そのまま常温に10分間ほどおく。
ブロッコリーは小房に分け、塩適量を加えた湯でゆでてざるに上げる。りんごは皮と芯を除いて1cm強の角切りにし、耐熱ボウルに入れてふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)に1分30秒間かける。
1の豚肉は紙タオルで水けを拭いて両面に塩・こしょう各少々をふり、小麦粉を薄くまぶす(全体備考コツ2参照)。余分な粉は払い落とす。
フライパンにサラダ油小さじ2を強めの中火で熱し、筋切りをした面を上にして豚肉を並べ入れる。脂身を押さえながら約1分30秒間焼き、上下を返す(全体備考コツ3参照)。さらに30秒~1分間焼いてバットなどに取り出す。
4のフライパンにバター小さじ1/2を入れて2のりんごを加える。塩少々をふり、弱めの中火でしんなりとして少し透き通るまで炒め、皿に盛る。
5のフライパンに【A】を入れて中火で煮立たせ、4の豚肉を汁けごと戻し入れて1~2分間煮からめる。5の皿に盛り、ブロッコリーを添える。
◆下ごしらえ&焼き方のコツ◆
コツ1. 筋切りをする
そのまま焼くと肉が反るので、脂身と赤身の境の筋を数か所切る。肉が柔らかいと切りにくいので冷たいうちに、盛りつけたときに裏になる面から切る。焼いている途中で反ってきたら、料理ばさみで平らになるように切る。
コツ2. 小麦粉をまぶす
肉に薄く小麦粉をまぶすと火の当たりが柔らかくなり、焼いても堅くなりにくい。ソースに適度なとろみがつき、味もよくからむ。
コツ3. 両面に焼き色をつける
肉に触りすぎると肉汁が逃げてしまうので、上下を返すタイミングが大切。強めの中火で焼き、表面の小麦粉がしっとりするくらいが目安。火加減が強すぎると、表面が焦げたり、中が生焼けになったりするので注意!
このレシピをつくった人
脇 雅世さん
約10年フランスに滞在し、パリの料理学校やレストランで料理を習得。帰国後はテレビや雑誌でフレンチのエスプリをベースにしたレシピを提案している。料理のジャンルは和洋中からお菓子まで。神楽坂で主宰する料理教室は35年以上続いている。2014年フランス政府より農事功労章を受勲。
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