梅シロップ
爽やかな香りの青梅のシロップは、初夏ならではの味わい。青梅と砂糖でつくるシンプルなシロップは、炭酸水で割って、家族みんなの夏のドリンクに。
写真: 木村 拓(東京料理写真)
材料
(つくりやすい分量)
- ・青梅 (堅いもの/傷があるものは除く) 1kg
- ・砂糖 (好みのもの) 1kg
- *ここでは上白糖を使用。
つくり方
青梅は傷つけないようにきれいに洗い、水に3時間ほどつけてアクを抜く。水けをきり、竹串でなり口のヘタを取って、バットに広げて乾かしておく。
竹串を10本ほど輪ゴムで束ね、梅の表面を刺して10か所ほど穴を開ける。冷凍用保存袋に入れて一晩冷凍庫におく。
容量3リットル程度の清潔な保存瓶に、2の梅と砂糖を交互に入れる(砂糖を一番上にする)。砂糖が全体に行き渡るように1日1~2回瓶を揺すって混ぜ、透明なシロップ状になるまで10日間ほど常温におく。砂糖が完全に溶けたらそのまま常温におき、1か月後に梅を取り出す。
発酵して泡立ってきた場合は、ふたを開けてかき混ぜ、密閉せず口にラップをして冷蔵庫におく。時々混ぜ、シロップ状になったら梅を取り出し、冷蔵庫に保存する。
●保存
常温で6か月間。
◆青梅を凍らせるのはなぜ?◆
梅を冷凍すると細胞が壊れ、解凍するときに水分が出やすくなります。砂糖がスムーズに溶けて早くシロップ状になるので、高い気温により途中で発酵してしまうことを防げます。酸味や梅独特の味わいは濃く出ます。室温が高くならない場所におくことができれば、凍らせずにつくっても大丈夫。じっくり水分が出て、より爽やかで軽やかな味わいに仕上がります。
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梅みつかん
このレシピをつくった人
上田 淳子さん
調理師学校卒業後、同校で西洋料理職員を経て渡欧。スイス、フランスで3年間研さんを積む。帰国後、製菓の仕事を経て料理研究家へ。
自宅で料理教室を主宰する傍ら、欧州での修行や子育ての経験を活かし、雑誌、書籍、テレビ、広告の仕事に携わる。
双子の男の子の母としての経験を生かしながら、子どもの「食育」についての活動も継続中。
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