梅煮風ゆでいわし
魚を煮るのではなく、ゆでてつくる画期的なレシピ。梅干し入りのたれをかけるといわしのくせが和らぎ、さっぱりとしたおいしさに。
写真: 原 ヒデトシ
*1人分
材料
(1人分)
- ・いわし (頭とワタを取ったもの) 2匹分(150g)
- ・貝割れ菜 1/4パック
- ・梅干し (塩分15%のもの) 1コ(15g)
- 【A】
- ・水 大さじ4
- ・酒 大さじ2
- 【B】
- ・いわしのゆで汁 大さじ6
- ・砂糖 小さじ2
- ・しょうゆ 小さじ1
つくり方
貝割れ菜は根元を切り落とす。いわしは尾を切り落とし、3等分のブツ切りにする。
いわしは包丁の根元の部分を使い、力を入れて骨ごと切る。
フライパン(直径20cm)に3cm深さまで水(約カップ3)を入れ、中火にかける。沸騰したら一度火を止めて【A】を加え、混ぜて温度を下げる。いわしを加え、煮立たせないようにごく弱火にして6~7分間ゆで、汁けをきって器に盛る。残ったゆで汁で貝割れ菜をサッとゆで、いわしに添える。
湯の温度を下げてからいわしをゆでると堅くならない。ゆでるときは煮くずれしないよう、フツフツしない程度のごく弱火で。
ボウルに【B】を入れ、梅干しを半分にちぎって種ごと加え、混ぜ合わせてたれをつくる。フライパンをきれいにし、たれを入れて中火で煮立て、梅干しが煮くずれてきたら、2のいわしにかける。
◆煮魚より簡単!ゆで魚◆
火加減や煮る時間の調整が難しい煮魚。そこでおすすめなのが、ゆで魚です。魚をふっくら柔らかくゆでて器に盛り、別につくったたれをかけるだけなので、堅くならず、味つけの失敗もありません。たれにしょうがや梅干し、みそなどをプラスすれば味変も自在。簡単にレパートリーが広がります。あじやさばなどでもおいしくつくれます。煮からめないので、たれはやや濃いめの味にするのがポイント。
◆ひとり分には直径20cmのフライパン!◆
ひとり分の料理をつくるには、直径20cmのフライパンが便利。ひとり分の材料を入れたときに余分な隙間ができず、効率よく調理ができます。ゆでたり、煮たり、蒸したりと幅広い料理に使うことを考えると、少し深さがあり、底面が広いものがベター。
このレシピをつくった人
きじま りゅうたさん
祖母・村上昭子、母・杵島直美から多彩な家庭料理を学び、アパレルメーカー勤務の後、料理の道に。同世代のリアルな目線でつくるアイデアメニューが雑誌や料理サイトで人気。1981年生まれ。趣味はサーフィンと音楽鑑賞。
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