さんまご飯
香ばしく焼いたさんまの骨とワタを加えただしは、コクがあって濃厚な味わい。そのだしで炊いたご飯にさんまの身を合わせれば、おかわり必至の炊き込みご飯の完成です!
写真: 宮濱 祐美子
*1人分
*1人分
*米を浸水させる時間、だしの粗熱を取る時間は除く。
材料
(2人分)
- ・米 180ml(1合)
- ・さんま 1匹(150g)
- ・昆布 (8cm四方) 1枚(5g)
- ・削り節 2g
- 【A】
- ・うす口しょうゆ 大さじ1+1/3
- ・みりん 大さじ1+1/3
- ・細ねぎ (小口切り) 4~5本分
- ・塩
つくり方
米は洗ってボウルに入れ、たっぷりの水を注いで1時間以上浸水させる。ざるに上げて水けをしっかりときり、鍋に入れる。
さんまの両面に塩を1つまみずつふる。表面加工のしてあるフライパンに油をひかずにさんまを入れて中火にかけ、しっかりと焼き色がついたら上下を返し、両面をこんがりと焼く。
さんまの背と腹を箸ではさんで軽く押し、腹側から中骨に沿って箸を入れる。上身を外して中骨を頭と尾ごと取り、とっておく。身についた小骨とワタも丁寧に除き、とっておく。
鍋に昆布、さんまの骨、頭、尾、ワタを入れて水カップ2を注ぎ、中火にかける。沸騰したら弱火にして10分間煮て、削り節を加えて1〜2分間煮る。目の細かいざるでこし、粗熱を取る。
さんまの骨とワタからうまみが出るので、捨てずにだしに加える。
4の煮汁に水を加えて160mlにして(煮汁が多い場合は減らす)、【A】を加え、1の鍋に注ぐ。ふたをして強火にかけ、8分間を目安に沸騰させる。火を止め、そのまま12分間蒸らす。3のさんまの身と細ねぎをのせ、しゃもじで大きく混ぜ合わせる。
一般的な鍋で炊く場合の時間と火加減は全体備考参照。炊飯器でも同じ分量で炊ける。
◆炊飯の鍋について◆
鍋で米を炊く場合は厚手の鍋がおすすめ。脇元さんは炊飯専用の土鍋を使用。各メーカーが推奨する炊飯時間で炊くとよい。普通の鍋の場合は米と水を入れてふたをし、弱めの中火で約5分間、強火で2~3分間かけて沸騰させ、ごく弱火で12分間炊く。火を止め、具をのせて混ぜる。
このレシピをつくった人
脇元 かな子さん
東京・神谷町の日本料理店店主。東京の名店で約7年間修業を重ね、2016年に神奈川県の鎌倉、2020年に神谷町に店を開いて多忙な日々を送る。食材と真摯(しんし)に向き合い、丁寧につくる確かな味が評判に。
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