フルーツケーキ
小説家トルーマン・カポーティの『クリスマスの思い出』に登場する材料を使ってレシピをアレンジ。ピーカンナッツとフルーツとが織りなす、食感と味わいを楽しんで!
写真: 辻󠄀調理師専門学校
料理
辻󠄀調理師専門学校
材料
(縦20cm×横7cm×高さ7.5cmパウンド型1本分)
- 【フルーツ】*総量で約250gのフルーツが必要
- ・カリフォルニアレーズン 70g
- ・サルタナレーズン 40g
- ・パインスライス (シロップ煮缶詰) 25g
- ・オレンジピール 40g
- ・レモンピール 25g
- *入手出来なければ他のドライフルーツを増やす。
- ・ドライジンジャー (砂糖漬けスライス) 25g
- *入手出来なければ他のドライフルーツを増やす。
- ・ドレンチェリー (赤) 25g
- *入手出来なければ他のドライフルーツを増やす。
- ・グレープジュース (100%ジュース) 30g
- 【バター生地】
- ・バター 125g
- ・きび糖 (ブラウンシュガー) 125g
- ・卵 (M玉) 125g
- ・塩 2.5g
- ・小麦粉 (薄力粉) 150g
- ・ベーキングパウダー 2.5g
- ・オールスパイスパウダー 小さじ1/3
- ・シナモンパウダー 小さじ1/3
- ・クローブパウダー 小さじ1/6
- ・ナツメグパウダー 小さじ1/6
- ・生地用ピーカンナッツ (ハーフ/生のものを使用) 60g
- ・表面の飾り用ピーカンナッツ (ハーフ/生のものを使用) 12粒
- 【仕上げ】
- ・ウイスキー 50ml
- ・粉砂糖 30g
下ごしらえ・準備
1 小麦粉とベーキングパウダー、香辛料をよく混ぜ合わせ、ふるっておく。
2 レーズン類を熱湯でさっとゆで、しっかりと水けをきっておく(表面の油をとるため)。
3 オレンジピール、レモンピール、ドライジンジャー、ドレンチェリーを水で洗い、表面のシロップや砂糖を洗い流して水けをきっておく。
4 パウンド型にバター(分量外)を薄く塗り、型の形に切ったオーブン用の紙を貼り付けておく。
5 オーブンを170℃に温めておく。
つくり方
生地に混ぜるピーカンナッツは、170℃のオーブンで中が薄く茶色に色づくまでローストする。
だいたい20分間程度。割って中の色を見て調整する。
ローストした生地用のピーカンナッツは粗く刻んでおく。
飾り用のピーカンナッツを水に浸しておく。
ケーキの表面で焼くときに焦がさないため。
オレンジピール、レモンピール、ドライジンジャーは5mm角、ドレンチェリーは1/2に切る。
パインスライスのシロップをよくきって5mm角に切る。
4、5のフルーツ、レーズンをボウルに入れ、グレープジュースを加えてよく混ぜる。
ボウルにやわらかくしたバター、きび糖(ブラウンシュガー)、塩を入れ、泡だて器で白っぽくなるまでよくすり混ぜる。
卵を人肌に温め、溶きほぐし、少しずつ加えさらによく混ぜる。
事前に準備した粉類を入れ、粉っぽさが無くなるまでへらでよく混ぜる。
さらに2、6を加え、へらでよく混ぜ合わせる。
生地を準備した型に入れ、台の上に軽く打ちつけて表面を平らに整える。
表面に飾り用のピーカンナッツを並べる。膨らんだときに取れないよう、しっかり押し込む。
170℃に温めたオーブンで30分間程度焼き、表面が薄く色づいて膜がはったら、水でぬらしたナイフで中央に型の端から端まで切り込みを入れる。
さらに同じ温度で30分間程度焼く。もう一度中央の1/3程度に切り込みを入れておく(熱を通し、この部分からきれいに盛り上がるようにするため)。
温度を160℃に落として20分間程度焼く。切り込みを入れた中央部分に焼き色が付いていれば焼き上がりの目安。
焼き上がったフルーツケーキを網の上などに型から出し、側面のオーブン用の紙をはがす。
上面、側面、底面に、はけでウイスキーを塗って染み込ませる。熱いうちに塗ればアルコールが蒸発し、香りが残る。
粗熱が取れたらラップなどで包み、乾燥させないようにして冷ます。
粉砂糖で表面を飾り、適当な大きさにカットする。
●食べごろと保存方法
翌日以降からがおすすめ。乾燥しないようラップなどでくるんで保存する。比較的日持ちはするが、水分(卵)が多い配合なので賞味期限は常温で2週間。
グレーテルのかまど「カポーティのクリスマスフルーツケーキ」より
【レシピ監修】辻󠄀調理師専門学校 小野達也
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