抹茶カステラ
「台湾カステラ」の生地の味を変えてアレンジ!抹茶と小豆入りの、ほっこり和風のカステラです。
写真: 宮濱 祐美子
*全量
*全量
*冷ます時間は除く。
材料
(15cm×15cmの角型または直径18cmの丸型一台分)
- ・植物油 (ごま油(白)など香りのないもの) 50ml
- ・薄力粉 60g
- ・抹茶 (粉末) 8g
- ・牛乳 50ml
- ・卵 4コ
- ・グラニュー糖 70g
- *または上白糖。
- ・はちみつ 小さじ1
- ・オレンジリキュール 小さじ2
- ・ゆで小豆 (市販) 大さじ2~3
下ごしらえ・準備
1 型の内側に、側面を高くしてオーブン用の紙を敷く(8cm高さ程度)。
2 底が抜ける型の場合は、湯が入らないように周りをアルミ箔(はく)で包む。
3 卵は卵黄と卵白に分ける。
4 オーブンは170~180℃に温める。
つくり方
フライパンに湯を中火で沸かし、⼤きめの耐熱ボウルに植物油を⼊れて湯煎に1分間かけ、約70℃に温める。
湯につけるだけだと40~50℃までしか温度が上がらないので、湯を沸かしながら湯煎にかける。ボウルは熱くなるのでやけどに注意。
湯煎から外し、薄⼒粉と抹茶を合わせてふるい⼊れ、泡⽴て器でサックリと混ぜる。
⽜乳を湯煎にかけて、人肌より温かい40〜50℃に温める。2に加えてざっと混ぜ、さらに卵⻩を加えて混ぜる。はちみつも加えて混ぜる。
牛乳を加えるとギュッと堅くなるが、卵黄を加えて混ぜるとトロリとしてくる。
別のボウルに卵⽩とグラニュー糖をざっと混ぜ、ハンドミキサーの高速で泡⽴てる。持ち上げたときにツノが⽴ち上がらないくらいの、柔らかくつやのあるメレンゲにする。仕上げにハンドミキサーを低速にしてきめを整える。
グラニュー糖は全量を一度に入れると、メレンゲのきめが細かくなり、ふくらみすぎないので焼き上がりの表面が裂けにくくなる。
4のメレンゲの1/4量程度を3に加えて、泡立て器でよく混ぜる。全体が混ざったら、残りのメレンゲを加えてしっかり混ぜる。オレンジリキュールを加えて、ゴムべらでさらに混ぜる。
完全に混ざってからさらに20回ほど、生地につやが出るまでしっかり混ぜる。オレンジリキュールを加えると、焼き上がりの卵のにおいがやわらぐ。
準備した型に、上から落とすように生地を流し⼊れる。型を軽くたたいて、筋が残らないように表⾯をならす。大きい気泡は竹串で刺してつぶす。ゆで小豆を散らす。
小豆は焼く直前に上から散らす。焼き上がるころには下に沈んでいる。
天板に6をのせ、ぬるま湯を天板にカップ1程度注ぐ。170~180℃のオーブンで15分間焼く。温度を150〜160℃に下げて50分間ほど焼く。
オーブンの火力が強い場合、あれば天板を2枚重ねるか型の下に耐熱のシリコンマットを敷くと、下からの熱がやわらぎ、表面が裂けにくくなる。
カステラの中央上部に竹串を刺して、生地がつかなければ焼き上がり。やけどに気をつけてすぐに型から外し、紙も外して冷ます。
重みでつぶれやすいので、すぐに好みの大きさに切って横に倒すとよい。
※はちみつを使うので、1歳未満の乳児には与えないでください。
このレシピをつくった人
若山 曜子さん
大学卒業後、パリの製菓学校に留学し、フランス国家資格(C.A.P)を取得、パティスリーやレストランで研さんを積む。帰国後は自宅で菓子・料理教室を主宰。つくりやすいレシピが人気で、『シリコン型付き!かわいいお菓子ブック』(共著。小社刊)も好評。
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