きょうの料理レシピ
芋がらの炊いたん
芋がらと油揚げを柔らかく煮た懐かしい味のおばんざい。食材をむだにせず、おいしさを引き出す知恵に思いを寄せて。
写真: 内藤 貞保
エネルギー
/200 kcal
*1人分
塩分/2.7 g
*1人分
調理時間
/50分
*芋がらを戻す時間、さらす時間は除く。
材料
(2人分)
- ・芋がら (乾) 20g
- *全体備考参照。
- ・油揚げ 40g
- 【A】
- ・だし カップ1
- ・しょうゆ 大さじ2
- ・みりん 大さじ1
- ・ごま油 大さじ1
つくり方
1
芋がらは洗ってたっぷりの水につける。途中1度水をかえ、1時間以上(できれば一晩)つけて戻し、水けをきる。
2
鍋に1とかぶるくらいの水を入れて中火にかけ、沸いてから10分間ゆでる。ざるに上げ、たっぷりの水に10分間ほどさらす。同様に1〜2回繰り返す。
! ポイント
個体によりえぐみに差があるので、味見して、ゆでる回数を決める。
水にさらしてえぐみを取る。
3
2の水けを絞り、3cm長さに切る。油揚げは1cm幅の短冊形に切る。
4
鍋にごま油を中火で熱し、3を炒める。油がなじんだら【A】を加えてふたをし、汁けが少なくなるまで10〜15分間煮る。
全体備考
●芋がら
里芋の葉柄(ずいき)を乾燥させたもの。栄養豊富で保存がきき、こっくりとした煮物や、みそ汁の具などに向く。
●里芋
中秋の名月のころは新芋の収穫時期にあたり、里芋を供えて収穫を祝うことから「芋名月」と呼ばれる。
きょうの料理レシピ
2021/09/17
大原千鶴の小粋な季節の食卓
このレシピをつくった人
大原 千鶴さん
京都・花背の名料亭で生まれ、里山の自然に親しみながら和食の心得や美意識を育む。料理研究家、また二男一女の母として培った、家庭的かつ美しい料理に定評がある。
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