チキンカレー
スパイスの香りが食欲をそそる本格的チキンカレー。炒めたまねぎは市販のものを使って手間を省きます。
写真: 川浦 堅至
*1人分
*鶏肉をヨーグルトにつける時間は除く。
材料
(4~6人分)
- ・鶏もも肉 (骨つき/ブツ切り) 600g
- ・プレーンヨーグルト カップ1/2
- ・クミンシード 小さじ1/2
- ・炒めたまねぎ 100g
- *市販。全体コツ参照。
- ・にんにく (すりおろす) 2かけ
- ・しょうが (すりおろす) 1かけ
- 【A】
- ・チリパウダー 大さじ1+1/2
- ・ターメリック 大さじ1
- ・コリアンダー 大さじ2
- ・カイエンヌペッパー 大さじ1
- ・トマトピュレ 100g
- *完熟トマト(中)2コのヘタを取ってフードプロセッサーにかけたもので代用してもよい。
- ・ガラムマサラ 小さじ2~3
- ・ご飯 400g
- ・塩
- ・サラダ油
- ・バター
つくり方
ボウルに鶏肉を入れ、塩適宜を鶏肉にまんべんなくふり、下味をつける。
1にヨーグルトを加え、手で鶏肉全体にまぶす。そのまま30分間くらいおき、鶏肉を柔らかくする。
なべにサラダ油カップ1/2、クミンシードを入れて中火にかける。パチパチと音がして香りが出てきたら、炒めたまねぎを加える。焦がさないように注意すること。
バター40gを加えて、バターが溶けたらにんにく、しょうがを加えて軽く色づくまで炒める。
火を少し弱め、【A】のスパイスを加える。少し香りが出るまで炒め、鶏肉をヨーグルトごと加える。時々かき混ぜながらスパイスと鶏肉がじゅうぶんにからまるように約10分間炒める。
トマトピュレを加えて1~2分間炒め、全体にトマトピュレが混ざったら水カップ1を加える。弱火で30~40分間ふたをして煮、途中水が少なくなったらヒタヒタより少ないくらいまで水をたす。
塩少々で味を調え、ガラムマサラを加え、5~10分間煮る。皿にご飯を盛り、カレーをよそう。
●本格的なチキンカレーをつくる三つのコツ
1.鶏肉を柔らかく仕上げる。
鶏肉はヨーグルトにつけてから、そのままなべに。焼いて味を閉じ込めるより、肉を柔らかく仕上げることができます。
2.スパイスを入れる順番を守る。
最初に入れるスパイスは香りの中心となるもので、粒状のもの(ここではクミンシード)から入れること。粉末のスパイスは、炒めすぎると香りがとぶのであとから加えます。
3.水は最後に加え、ヒタヒタより少なめに。
鶏肉とスパイスの味、香りを一体化させてから水を加えます。水はヒタヒタより少なめに加えること。鶏肉が水に浸ると、味が抜けてしまいます。
《炒めたまねぎ》
炒めたまねぎは百貨店やスーパーマーケットで手に入る。家で初めからつくる場合は、つくり方3、4を次のようにする。
たまねぎ3コをみじん切りにする。なべにサラダ油カップ1/2、クミンシード小さじ1/2を入れて中火で炒める。香りが出たらたまねぎ、すりおろしたにんにく2かけ分、すりおろしたしょうが1かけ分、バター40gを加えて、たまねぎが濃い茶色になるまで弱火でじっくりと炒める。
このレシピをつくった人
熊谷 喜八さん
東京・銀座をはじめ、フレンチ料理をベースにした無国籍料理をはじめ、イタリアン、チャイナ、カフェ、ケーキショップやソフトクリーム店などを展開している。
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