きょうの料理レシピ
たらの芽とこごみの芋あえ
湯がきたての新芋を、芋の香りと味が残るように軽くつぶし、春の山菜のたらの芽とこごみを刻んで、ザックリと和えました。
写真: 澤井 秀夫
エネルギー
/180 kcal
*1人分
塩分/1.1 g
*1人分
調理時間
/35分
材料
(2人分)
- ・たらの芽 約50g
- ・こごみ 約50g
- ・じゃがいも 1コ(200g)
- 【A】
- ・マヨネーズ 20g
- ・オリーブ油 大さじ1/2
- ・塩 少々
- ・塩
つくり方
1
じゃがいもは3cm角に切って鍋に入れ、かぶるくらいの水を注いで中火にかける。沸騰したら火を弱め、柔らかくなるまで15分間ほどゆでる。金串を刺し、少し堅いようなら、火を止めてそのまま15分間ほどおいて余熱で火を通し、完全に柔らかくする。
! ポイント
煮くずれないように、強く煮立てず柔らかくゆでる。15分間ゆでても堅い場合は、火を止めておくと、煮くずれることなく柔らかくなる。
2
ゆで湯をきり、押しつぶして塩少々をふる。
3
たらの芽は根元の堅い部分を除き、こごみは軸の堅い部分を切り落とす。
4
別の鍋に湯を沸かし、塩少々を加えて3をそれぞれゆでる。水にとって冷まし、取り出す。
5
4を粗く刻み、紙タオルに包んで水けを絞る。すり鉢に入れて塩少々をふり、すりこ木で軽くつぶしてさらに塩少々をふる。
! ポイント
つぶして山菜特有の香りを引き出す。
6
2のじゃがいもを加えて塩少々をふり、食べる直前に【A】を加えてあえる。
全体備考
◆たらの芽◆
タラノキの新芽。ほのかな苦みともっちりとした食感が特徴。
◆こごみ◆
シダの一種、クサソテツの新芽。アクはほとんどなく、歯ごたえがよく、少しぬめりをもつ。
◎和え物は食べる直前に和えるのが基本。時間をおくと素材から水分が出て傷みやすく、味を落とします。
きょうの料理レシピ
2020/04/21
土井善晴のお料理自由帖
このレシピをつくった人
土井 善晴さん
おいしいもの研究所代表。長年にわたる多様な食の経験から、和食文化の伝統を踏まえた一汁一菜を提案。新しい発想で料理を楽しくするきっかけをつくったと評価され、2022年度 文化庁長官表彰に選ばれる。各大学にて教授、講師も務める。
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