きょうの料理レシピ
いちじくと鶏のやわらか煮
いちじくは肉類との相性がよく、やさしい甘さが意外と和食に合う果物。料理に活用するときは、酢などを加えると、おいしくまとまります。番茶で香りよくゆでた鶏肉はしっとり柔らかく、いちじくはトロッととろける口当たりが新鮮です。
写真: 久間 昌史
エネルギー
/350 kcal
*1人分
塩分/3.3 g
*1人分
調理時間
/35分
*つけ汁につけておく時間は除く。
材料
(2人分)
- ・いちじく 2コ(140g)
- ・鶏もも肉 1枚(280g)
- ・番茶の茶葉 大さじ1
- 【つけ汁】
- ・しょうゆ 大さじ3
- ・砂糖 大さじ2+1/2
- ・酢 大さじ2+1/2
- ・粉ざんしょう 小さじ1/2
- 【A】
- ・水菜 (3cm長さに切る) 1/4ワ分(50g)
- ・みょうが (せん切り) 1コ分(20g)
- ・白ごま 小さじ1
- ・練りがらし 適量
- ・塩 少々
つくり方
1
いちじくは軸を切り落とし、皮ごと八つ割りにする。鶏肉は皮側を下にして置き、厚みを切り開いて均一にし、塩をふる。いちじく約1コ分(鶏肉の大きさによって加減する)を鶏肉の中央に並べる。手前から巻いていちじくを包み、たこ糸を巻いて形を整える。
! ポイント
いちじくのたんぱく質分解酵素が、鶏肉を柔らかく仕上げる。
2
鍋に湯1.5リットルを沸かし、番茶の茶葉をお茶やだし用パック(不織布タイプ)に入れてしばらく煮出す。湯が色づいたら、1の鶏肉を入れて中火で20分間ゆでる。
3
【つけ汁】の材料を混ぜて砂糖を溶かし、ジッパー付き保存袋に入れる。2が温かいうちに袋に入れ、10分間以上おく。【A】は混ぜ合わせておく。
! ポイント
2時間ほどおくと味がよくしみて、さらにおいしくなる。
4
鶏肉はたこ糸を取って1cm厚さに切り、器に盛る。残りのいちじくは好みで刻み、【A】とともに添える。残った【つけ汁】を回しかけ、練りがらしを添える。
きょうの料理レシピ
2019/08/21
つくろう! にっぽんの味47
このレシピをつくった人
柳原 尚之さん
江戸懐石近茶流嗣家(しか)。祖父・敏雄、父・一成より和の基本を伝授される。現在、英語で和食を教えるなど、日本料理をグローバルに広げる活動も積極的に行う。1979年生まれ。趣味は茶道とクレー射撃。NHKの時代ドラマ「みをつくし料理帖」の料理監修や大河ドラマ「龍馬伝」の料理所作指導、料理考証も担当。
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