茶巾オムライス
薄焼き卵にチーズをふって、チキンライスのおむすびを包みます。春が来てウキウキする感じを、木蓮(もくれん)の蕾(つぼみ)に見立てて。伸びやかにシュッと背を高くして、見た目にも楽しくつくりましょう。
写真: 澤井 秀夫
*1コ分
*1コ分
*米に水を吸わせる時間、炊く時間は除く。
材料
(6コ分)
- 【チキンライス】
- ・米 カップ1
- ・鶏もも肉 150g
- ・たまねぎ 60g
- ・にんじん 30g
- ・しめじ 50g
- ・卵 6コ
- ・チーズ (すりおろす) 適量
- *グリュイエールチーズなどをおろしたもの。
- ・スナップえんどう (ゆでたもの) 適宜
- ・塩
- ・バター 10g
- ・トマトケチャップ 20g
- ・サラダ油
つくり方
米は洗ってざるに上げ、30~40分間おいて、洗い米にする。
鶏肉は包丁の刃元でたたいて柔らかくし、さらに1cm角くらいに切り、塩小さじ1/3をふって下味をつける。
たまねぎ、にんじんはそれぞれ5mm角くらいに切り、しめじは細かく刻む。
フライパンにバターを入れて温め、2、3を広げ入れ、そのままさわらずに塩小さじ1/3を全体にふって、焼きつける。さらに、トマトケチャップを加えていりつける。
炊飯器の内釜に洗い米と4を入れ、普段の水加減より1割ほど少なくして、普通に炊く。
ご飯が炊き上がったら、ボウルなどに移してほぐし、余分な水分をとばす。
6等分して茶碗(わん)によそい、固く絞った清潔なぬれ布巾にあけて丸くにぎる。
卵は容器に1コずつ割り入れ、塩少々を加えてよく溶く。フライパン(直径24cm)にサラダ油を薄く塗り、卵液1コ分を流し入れて丸く広げる。卵の縁がめくれたら返し、すぐに再び返して、清潔なぬれ布巾の上に取り出す。
薄焼き卵が熱いうちに、チーズをふりかける。
9の真ん中に7の【チキンライス】を置いて8の布巾ごと包み込み、布巾をはずして形を整える。さらに、清潔な布巾で包み、しばらくおいてなじませる。残りも同様につくる。器に盛り、あればスナップえんどうを添える。
茶巾オムライスは、手で持っておむすびのように楽しむ。
このレシピをつくった人
土井 善晴さん
おいしいもの研究所代表。長年にわたる多様な食の経験から、和食文化の伝統を踏まえた一汁一菜を提案。新しい発想で料理を楽しくするきっかけをつくったと評価され、2022年度 文化庁長官表彰に選ばれる。各大学にて教授、講師も務める。
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