きょうの料理レシピ
落とし卵のみそ汁
お椀(わん)に1杯の水、お椀に1杯の具を用意して、全部鍋に入れて、火にかけます。煮立てば、みそを溶きます。これでみそ汁のでき上がり。
写真: 澤井 秀夫
エネルギー
/200 kcal
*1人分
塩分/2.5 g
*1人分
調理時間
/10分
材料
(1人分)
- ・卵 1コ
- ・大根 20g
- ・にんじん 20g
- ・ブロッコリー 1房(約25g)
- ・ベーコン 20g
- ・みそ 大さじ1(15~18g)
つくり方
1
大根、にんじんは火が通りやすいように切り、ブロッコリー、ベーコンは食べやすい大きさに切る。
2
卵を小さめの容器に割り入れる。
3
鍋に1の具材と汁椀1杯分の水を入れて中火にかける。
! ポイント
具材はすぐに柔らかく煮えてくる。
4
3が煮立ったらみそを溶き入れる。鍋を手前に少し傾けて汁だまりをつくり、そこに2の卵を静かに落とし入れる。
5
火を弱め、3~4分間煮て好みの加減に卵に火を通す。
! ポイント
みそ汁は、どんな具材を入れてもおいしくなる。
全体備考
◆一汁一菜、汁飯香(しるめしこう)は、長い年月をかけて風土が育んだ食事の形です。その原点が「ご飯、みそ汁、漬物」。さらに言えば、ご飯を炊いて、菜(おかず)をかねる具だくさんのみそ汁をつくれば、それだけで完結です。
◆汁飯香の「ご飯」
ご飯は私たちの主食。頭と体をしっかり働かせるエネルギーです。炊き上がるとき幸せな気持ちになる、よいにおいのするおいしいご飯の炊き方は、ちゃんと吸水させて、きれいな水で水加減して、すぐに炊きはじめること。これがいちばんの、おいしいご飯を炊くコツです。
きょうの料理レシピ
2017/11/02
土井善晴の味こよみ スペシャル
このレシピをつくった人
土井 善晴さん
おいしいもの研究所代表。長年にわたる多様な食の経験から、和食文化の伝統を踏まえた一汁一菜を提案。新しい発想で料理を楽しくするきっかけをつくったと評価され、2022年度 文化庁長官表彰に選ばれる。各大学にて教授、講師も務める。
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