里芋と鶏肉のもみじ揚げ
黄身衣に梅干しを入れて、もみじに見立てます。ほのかに香る梅が里芋のねっとり感とよく合っておいしい。
写真: 今清水 隆宏
*1人分
*1人分
材料
(2人分)
- ・里芋 3コ(150g)
- ・鶏ささ身 (筋なし) 2~3本(120g)
- ・さやいんげん 4本
- 【A】
- ・卵 1コ
- ・かたくり粉 大さじ3
- ・梅干し (種を取り、粗く刻む) 2コ分
- ・かたくり粉 大さじ1
- ・揚げ油
- ・塩 少々
つくり方
里芋は洗って皮をむく(全体備考参照)。5mm厚さの薄切りにしてサッと水にさらし、水けをきる。
さやいんげんは筋を取り、斜め2~3等分に切る。ささ身は斜め細切りにする。
ボウルに【A】を入れ、よく混ぜ合わせて黄身衣をつくる。
別のボウルに1、2を合わせて混ぜる。かたくり粉をまぶし、3を加えてさらに混ぜる。
具材にかたくり粉をまぶして混ぜ合わせ、具材どうしをくっつけてから黄身衣を加えて混ぜる。
フライパンに揚げ油を入れて160~165℃に熱する。4を6等分にしてスプーンなどで入れ、4~5分間ほどこんがりと揚げる。油をきって器に盛り、塩をふる。
タネはスプーンなどでそっと油に入れると、バラバラになりにくい。
【里芋の皮のむき方】
里芋はよく洗って泥を落とし、水けをきる。両端を切り落とし、里芋を横にして、包丁を持つ手の親指を逆側の親指にゆっくりと近づけるようにして、包丁を押して側面の皮を厚めにむく。これで滑らずにきれいにむける。
このレシピをつくった人
斉藤 辰夫さん
大阪あべの辻調理師専門学校を卒業後、同校で教職員として日本料理の教授となる。パリ、スイス、ワシントンでも料理に携わる仕事をした国際派の料理家。
その後、エコール辻東京で専任教授を務める。
枠にはまらないユニークで新鮮な発想とわかりやすい指導に、幅広い層のファンがたくさん。現在は東京・国立で料理教室『斉藤辰夫料理スタジオ』を開いているほか、テレビや雑誌、講演などで忙しい毎日を送っている。著書に『煮もの』・『焼きもの』『全プロセスつき!基本の和食!』(ともに主婦と生活社)、『おいしい和食の大事典200』『和英つき 和食の辞典』(ともに成美堂出版)、『斉藤辰夫のいちばんかんたんな和食』(NHK出版)など多数。
現在、『NHK WORLD 』 “DINING WITH THE CHEF“に出演中。
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