きなこのおはぎ

小豆は水を3回かえてよく洗う。鍋に入れて豆より1cm上まで水を加え、強火にかける。

沸騰して豆が浮いてきたら水カップ2+1/2を加える。再び沸騰したら火を止め、ふたをして40分間蒸らす。

蒸らす間に豆の内側に水分が吸収されて、ふっくらと仕上がる。

いったんゆで汁を捨て、豆の3cm上まで水を加えて、再び強火にかける。沸騰したら湯の表面がユラユラと揺れる程度の弱火にし、アクを取りながら30～40分間ゆでる。湯が少なくなり、豆が水面から出そうになったら水を適宜足し、常に豆が水面から出ないようにする。

グラグラと湯が揺れるほど強火でゆでると皮が破れてしまう。

豆を指でつぶしてみて、簡単につぶれるくらい柔らかくなったら火から下ろす。ゆで汁が豆の高さくらいになるよう、多ければ捨てて調節し、ゆで汁ごとボウルに移す。

グラニュー糖を加えるとそれ以上柔らかくならないので、十分柔らかくなるまでゆでておく。まだ堅ければ、重曹（分量外）を1つまみ加え、5分間ずつ様子をみながらゆでる。

あいた4の鍋にグラニュー糖と水カップ1/2を入れ、強火にかけ、かき混ぜて溶かす。1分間沸騰させる。

4を5に戻し入れ、中火で煮る。煮詰まってきたら弱火にして塩を加え、木べらで鍋底から混ぜながら水分をとばす。すくってポトリと落ちるくらいまで煮詰めたら、バットなどに1すくいずつのせて冷ます。

もち米と雑穀は合わせて洗い、水につけて6時間ほどおく（気温が高い季節は冷蔵庫に入れる）。

7の水けをきって炊飯器の内釜に入れ、白米1合分の水加減にして塩を加える。白米モードで炊き、炊き上がったらしゃもじで素早く混ぜる。

8をボウルに入れ、ラップをぴったりと張りつけて、しばらく冷ます。

触れるくらいの温度になったら、手でもち米をつぶす。時々返しながら、粒が5割ほど残る程度にする。

エンボスタイプのポリ手袋を使うと、くっつかず作業がしやすい。手首を輪ゴムでとめ、サラダ油を薄く塗るとよい。おはぎをつくるときも同様。

【甘めの小豆あん】と【雑穀もち】を、それぞれ8等分にして丸める。

【おはぎ1コ分の分量】
◆あんが外側になるおはぎ◆　あん1コ25g、もち1コ30gが目安。
◆あんが内側になるおはぎ◆　あん1コ15g、もち1コ40gが目安。

もちを手のひらで直径5～6cm程度にのばし、あんをのせて全体を包む。手のひらで転がしながら丸く成形する。

ボウルにきな粉を入れ、おはぎを入れて全体にまぶす。