新しょうがのうす塩漬け
みずみずしい新しょうがを塩と酢に漬けた、手軽な保存食です。さっぱりとしているので、炒め物やサラダにしたり、おすしに混ぜたりと幅広く使えます。煮詰めたみりんを加えれば、甘酢漬けになります。
写真: 鍋島 徳恭
材料
(つくりやすい分量)
- ・新しょうが 500g
- ・粗塩 大さじ2
- ・米酢 大さじ2
つくり方
新しょうがは包丁の先で皮を薄くこそげる。繊維に沿って薄切りにする。
繊維に沿ってごく薄く切ると、シャキッとした食感に。
バットに広げて全体に粗塩をふり、そのまま約15分間おく。
出てきた水けをしっかり絞る。
ボウルに入れて米酢を回しかけ、清潔な保存容器に移す。すぐに食べられる。
酢を加えるときれいなピンク色になる。
【保存】
冷蔵庫で約1週間。
【道具のこと】
「ホウロウ容器」
ホウロウの容器は酸や塩に強いので、保存食づくりには欠かせない。特に口径が30cm以上あるものは、素材を洗ったり、水につけたりなどの下準備に重宝する。また、漬物用のおもしがない場合は、ホウロウ容器にビー玉などを入れて代用するとよい。重さの調節が簡単で、場所をとらない。
「ガラスの保存瓶」
密閉して冷蔵庫で長くおくのに便利。ふたもガラス素材のものは、塩や酸が強いものでもサビる心配がない。
※どちらもきれいに洗い、乾いた布でしっかり水けを拭き取ってから使う。
【新しょうが】
皮に傷がなくて、切り口がみずみずしいものを選ぶ。色が白くつやがあり、切り口の赤い茎が鮮やかなものを。ひねしょうがに比べて繊維が柔らかく、爽やかな辛みがある。「大きく、見るからに新鮮なものを選ぶとよいでしょう」(松田さん)
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このレシピをつくった人
松田 美智子さん
都内で料理教室を主宰。惣菜からもてなし料理、保存食まで、和洋中のジャンルを超えて幅広く指導。鍋料理の本も執筆。テーブルウェアの開発などにも携わる。
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