鶏のもも焼き 塩もみみょうがのせ
みょうがはキャベツと合わせて塩もみすることで、苦みがやわらいで香りが引き立ちます。こんがり焼いた鶏肉にこんもりのせて、カリカリの皮と白ごまを散らして香ばしさをプラス。素材のハーモニーを楽しむ一品に。
写真: 竹内 章雄
*1人分
*1人分
材料
(2人分)
- ・鶏もも肉 1枚
- ・みょうが 3コ
- ・キャベツ 3枚(約200g)
- ・しょうが (薄切り) 3枚
- ・白ごま 大さじ1
- ・塩
- ・こしょう 少々
つくり方
みょうがは縦半分にし、縦に細切りにする。キャベツはザク切り、しょうがはせん切りにする。ボウルに合わせて塩3つまみをふり、サッと混ぜてしばらくおく。
このひと手間でみょうがのアクが抜け、キャベツの甘みで苦みもやわらぐ。
鶏肉は筋を除いて余分な脂と皮を取り、半分に切って塩・こしょう各少々をふる。皮は一口大に切る。
2の脂と皮をフライパンに入れて中火で熱し、皮が焼け、脂が溶けてきたら肉を加えてじっくりと焼く。皮はカリカリになったら、途中で取り出す。
フライパンに油はひかず、鶏肉の脂と皮から出る脂を利用。脂のうまみで野菜もおいしく食べられる。
3の肉は両面にこんがりと焼き目をつけて中まで火を通し、食べやすく切って器に盛る。1の野菜の水けを軽くきって上にのせ、3の皮を散らして白ごまをふる。
【みょうが】~これで食べやすく!~
みょうがは地下茎の先につく、ふっくらとした花穂(かすい)(つぼみ)。茎が長いものや張りの強いものもあるが、こうして下ごしらえすれば大丈夫。
1.「茎や堅い部分は切り落とす」
長くのびた茎は切り落とし、花穂の外側が堅く筋張っているようなら数枚むいて使う。除いた部分は粗く刻み、みそやしょうゆに漬けて食べればむだなし!
2.「水に放してアクを抜く」
歯ざわりを生かすときは縦に、細かくして薬味にしたいときは横に刻んで水にさらす。長くさらしすぎると香りが失われてしまうので、シャキッとしたら水けをきる。
このレシピをつくった人
河合 真理さん
和食をベースに、独自の発想で素材の味を生かした新感覚の料理が人気。ざん新な切り口の料理書「迷宮レストラン~クレオパトラから樋口一葉まで」が好評。祖母は、料理研究家の草分け的存在の阿部なをさん。
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