春キャベツと豚の蒸し煮
春キャベツを丸ごと1コ。相性のよい豚肉と合わせます。そのままでもおいしくたっぷりいただけて、“おかずの素”としてアレンジも。
写真: 今清水 隆宏
*全量
*全量
*冷ます時間は除く。
材料
(つくりやすい分量)
- ・春キャベツ 1コ(500g)
- ・豚バラ肉 (薄切り) 100g
- ・昆布茶 小さじ2
- 【A】
- ・水 カップ2
- ・酒 大さじ2
- ・みりん 大さじ2
- ・うす口しょうゆ 大さじ2
- ・塩 小さじ1
- ・黒こしょう (粗びき) 適量
つくり方
キャベツは少し太めのせん切りにする。豚肉は細切りにする。
鍋に昆布茶と【A】を入れて中火にかけ、煮立ったら豚肉を加えてアクを取る。キャベツを少しずつ加え、そのつど玉じゃくしで押し込む。
◆キャベツを少しずつ押し込む◆
玉じゃくしでキャベツを押し込むので煮汁にキャベツのうまみがしっかり加わる。
キャベツがしんなりしたら弱めの中火にし、軽く煮る。バットなどにあけ、冷めたら煮汁ごと保存容器に移す。
食べるときに器に取り分け、黒こしょうをふる。
【保存】
まとめづくりおかずは、一度バットにあけてきちんと冷ましてから保存容器に入れると、傷みにくくなります。
冷蔵庫で2~3日間保存可能。
【保存容器はホウロウやガラスで】
まとめづくりしたおかずは、しっかり冷ましてから保存容器へ。ホウロウやガラスの容器ならば、食材のにおいも移りづらく、風味も落ちません。ふたでしっかり密閉しましょう。
◆まとめづくりメモ◆
この「まとめづくりおかず」は、そのまま食べておいしく、かつ「おかずの素(もと)」として、調味料を足さずに済むように味つけをしています。煮汁にもおいしいだしがたっぷり出ているので、汁ごと使って無駄なしに。レシピには目安の分量が書いてありますが、好みに合わせて加えるまとめづくりおかずの量を増減してもいいでしょう。
【このレシピを使ったおすすめの料理はこちら】
キャベツと豚の卵とじ
キャベツの和風あんかけ焼きそば
このレシピをつくった人
斉藤 辰夫さん
大阪あべの辻調理師専門学校を卒業後、同校で教職員として日本料理の教授となる。パリ、スイス、ワシントンでも料理に携わる仕事をした国際派の料理家。
その後、エコール辻東京で専任教授を務める。
枠にはまらないユニークで新鮮な発想とわかりやすい指導に、幅広い層のファンがたくさん。現在は東京・国立で料理教室『斉藤辰夫料理スタジオ』を開いているほか、テレビや雑誌、講演などで忙しい毎日を送っている。著書に『煮もの』・『焼きもの』『全プロセスつき!基本の和食!』(ともに主婦と生活社)、『おいしい和食の大事典200』『和英つき 和食の辞典』(ともに成美堂出版)、『斉藤辰夫のいちばんかんたんな和食』(NHK出版)など多数。
現在、『NHK WORLD 』 “DINING WITH THE CHEF“に出演中。
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