きょうの料理レシピ
鴨ロース
かも肉は、日本では奈良時代から食べられていたといわれ、京料理の素材としても長い伝統をもっています。お正月の特別な気分にぴったりの肉料理です。しっとりと柔らかな肉を味わいましょう。
写真: 鈴木 雅也
エネルギー
/1120 kcal
*全量
調理時間
/20分
*冷ます時間、合わせ地につける時間は除く。
材料
(つくりやすい分量)
- ・かもロース肉 2枚(約400g)
- 【合わせ地】
- ・酒 270ml
- ・水 270ml
- ・しょうゆ 大さじ6
- ・うす口しょうゆ 大さじ3
- ・砂糖 大さじ3+1/3
つくり方
1
かも肉は、皮に包丁で格子状に切り目を入れる。
! ポイント
皮を焼いたときに、かも肉の余分な脂が出てくるよう、細かく切り目を入れておく。
2
フライパンに1のかも肉の皮を下にして置き、弱火でじっくりと、皮がきつね色になるまで焼く。
! ポイント
油はひかずに、じっくりとかも肉の脂を出すようにする。
3
【合わせ地】の材料を鍋に入れて火にかけ、沸騰させてアルコール分をとばす。
4
2のかも肉と3のアツアツの【合わせ地】をバットなどに合わせ、肉が【合わせ地】から出ないように紙タオル(不織布タイプ)をのせる。
5
バットにラップをかけて、竹ぐしなどで穴をあけ、蒸気の上がった蒸し器に入れて8分間蒸す。
6
蒸しあがったら、かも肉を【合わせ地】から取り出して、別々に冷ます。冷めたら【合わせ地】にかも肉を戻して紙タオルをのせ、30分間おいて味をしみこませる。
! ポイント
余熱で火が通らないように、【合わせ地】を別にして冷ます。
7
【合わせ地】から出して汁けきり、そぎ切りにする。器に盛って、好みで粒マスタードを添える。
! ポイント
空気に長く触れると乾いて変色するので、食べる分だけ切るとよい。
全体備考
【かも肉】
かも肉は、皮がきれいなもの、肉の色が暗褐色でないものを選ぶ。
きょうの料理レシピ
2006/12/14
村田 吉弘の基本のおせち
このレシピをつくった人
村田 吉弘さん
京都の日本料理店3代目主人。和食がより簡単に、楽しくなるアイデアレシピを数多く提案し、家庭料理のつくり手を応援している。
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