きょうの料理レシピ
たらちり
「鱈」の字のとおり、冬が旬のたらは、手軽に鍋にできる魚。たらの白子と真子を加えると、深みもでるし見栄えも豪華になります!
写真: 木村 拓(東京料理写真)
エネルギー
/230 kcal
*1人分
調理時間
/30分
材料
(4人分)
- ・たら (切り身) 4切れ(約400g)
- ・たらの白子 (雲子) 300g
- *白子は精巣
- ・たらの真子 200g
- *真子は卵巣
- ・白菜 4枚(約400g)
- ・ねぎ 2本
- ・せり 2ワ(約400g)
- ・豆腐 1丁
- ・昆布 (約10cm長さ) 1枚
- 【ポン酢しょうゆ】
- ・ポン酢 大さじ3
- ・しょうゆ 大さじ3
- ・みりん 小さじ4
- ・だし 小さじ4
- ・もみじおろし 適量
- *大根おろしに、戻して細かいみじん切りにした赤とうがらしをあえる
- ・柚子の皮 適量
- ・塩
つくり方
下ごしらえ
1
たらは大きめの一口大に切り、たっぷりの熱湯に入れ、表面の色が変わったら冷水にとり、ウロコや血合いなどを洗い流し、ざるに上げて水けをきる。
! ポイント
ざるに入れて霜降りすると、鍋から引き上げやすく、形がくずれない。
2
たらの白子は海水程度(約3%)の塩水に15~20分間浸してから、熱湯でサッとゆでて氷水にとり、一口大に切る。真子は一口大のブツ切りにする。
! ポイント
湯に入れるとサッと表面が固まり、形がしっかりする。白子は中の筋の部分を料理ばさみなどできって、一口大にする。
3
白菜は食べやすい大きさのザク切りにする。ねぎは7~8mm幅の斜め切りにする。せりは5~6cm長さに切る。豆腐は食べやすい大きさに切る。
煮方・食べ方
4
土鍋に水を鍋の深さの1/3ほど入れ、切り目を入れた昆布を加えて卓上に出し、火にかける。煮立ちはじめたら昆布を取り出して、たら、白子、真子を加える。再び煮立ったらアクをていねいにすくい取り、火を弱め、白菜、豆腐、ねぎを入れて煮る。煮ながらせりを加え、【ポン酢しょうゆ】と薬味で食べる。
全体備考
≪うれしい鍋あと≫ うどん
煮汁の残りをこしてから、冷凍うどんを加える。鍋の残りのせりのほかしめじなども足して。ポン酢しょうゆや薬味で食べる。
きょうの料理レシピ
2006/01/09
ぽかぽか鍋もの
このレシピをつくった人
清水 信子さん
(1938~2021)東京生まれ。難しいと思われている日本料理を、時代の移り変わりとともに変わる素材や料理器具に合わせて、より簡単にわかりやすく、手早くつくれるように工夫して伝えた。懐石から惣菜まで、今の時代に合った調理法のおいしいレシピが好評。
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