基本の卵焼き弁当
だしと砂糖を加えてつくる、ホッとする甘さの卵焼き。おにぎりと漬物を添えるだけで、大満足のお弁当になります。
写真: 岡本 真直
*1人分
材料
(1人分)
- 【卵焼き】*19×13.5cm の卵焼き器1コ分(1人分の目安は約1/2量)
- ・卵 3コ
- ・だし 大さじ3
- ・好みのおにぎり 適量
- ・好みの漬け物 (市販) 適量
- ・ミニトマト 3コ
- ・レタス 適量
- ・砂糖 大さじ2
- ・サラダ油
つくり方
ボウルに卵を割り入れ、菜箸を立てて卵白を切るように10~15回混ぜる。ボウルを90度回し、同様に10~15回混ぜる。
だしと砂糖をよく混ぜて砂糖を溶かし、1に加える。1と同様に5回ほど混ぜ、ボウルを90度回し、さらに5回ほど混ぜる。菜箸ですくって、スーッと落ちる状態になればOK。
卵焼き器を強火で30秒間温める。ペーパータオルにサラダ油をたっぷり含ませて底面と側面にしっかり塗り、中火にする。
2の卵液を玉じゃくし1杯分ほど流し入れ、全体に広げる。大きな気泡は菜箸でつぶす。
表面が半熟状になったら、菜箸で奥から手前に1回折りたたみ、さらにもう1回折りたたむ。
卵焼きを奥に寄せ、ペーパータオルにサラダ油をたっぷり含ませて塗り、卵液を玉じゃくし2杯分流し入れる。卵焼きを浮かせ、下にも卵液を流し込む。
表面が半熟状になったら、奥から手前に1回折りたたむ。奥に寄せてあいたスペースにサラダ油を同様に塗り、残りの卵液を流し入れて同様に焼く。最後に卵焼き器の角を使い、形を整える。
卵焼きの適量を食べやすい大きさに切り、おにぎり、漬物、ヘタを取ったミニトマト、ちぎったレタスとともに弁当箱に詰める。
【卵焼きは「中火で180℃キープ」】
卵焼きの火加減は、中火が基本。卵焼き器を強火に30秒間かけて180℃に温めたら、そこからは終始中火。これで卵の中に気泡がたくさん閉じ込められ、ふっくらと焼き上がります。弱火で焼くと、気泡ができないのでふくらまず、おいしそうな焼き目もつきません。
このレシピをつくった人
杉山 智美さん
東京ガス「食」情報センター主幹、調理科学の専門家。加熱調理のコツや新しい調理法を科学的に解析し、わかりやすく発信しているほか、食育に関する活動も行っている。科学調理の観点から、ビギナーでも手軽においしくつくれるお弁当なども提案している。
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