ズッキーニと小えびのフリット
揚げることで、ズッキーニの淡泊な味わいが際立ちます。衣のカリッと軽やかな食感もおいしさの秘けつです。
写真: 松島 均
*1人分
*衣を冷蔵庫で冷やす時間は除く。
材料
(2人分)
- ・ズッキーニ 1本(140g)
- ・ゆでえび 10匹(50g)
- 【衣】
- ・強力粉 50g
- ・卵黄 1/2コ分
- ・塩 一つまみ
- ・冷水 60~70ml
- ・強力粉 適量
- ・揚げ油 適量
- ・塩 適量
- ・レモン 適量
つくり方
ボウルに冷水以外の衣の材料を入れて泡立て器で混ぜ合わせてから、冷水を少しずつ加えながら、なめらかに溶きのばす。冷蔵庫に入れておく。
ズッキーニは5cm長さに切り、縦六つ割りにする。
ズッキーニ、えびをそれぞれボウルに入れ、強力粉を薄くまぶす。こうすると、【衣】がつきやすくなる。
1のボウルに3のズッキーニを入れ、【衣】をからめる。
油にえびの汁が出ると焦げやすくなるので、まずズッキーニから揚げる。揚げ油を180℃に熱し、4を入れて揚げる。こんがりと色づいたら取り出し、油をきる。
一度水でぬらして拭いた菜箸を入れたとき、シュワシュワと勢いよく泡が出る状態。
熱いうちに塩少々をふる。こうすると塩味がしっかりつく。
衣のボウルにえびを加えてからめる。180℃の揚げ油に入れ、こんがりと色づくまで揚げて取り出し、油をきる。熱いうちに塩少々をふる。ズッキーニとともに器に盛り、くし形に切ったレモンを添え、搾りかけて食べる。
ズッキーニ
淡泊な味わいが特徴。皮が黄色のものもある。生でも食べられるが、加熱調理されることが多い。歯応えを残しても、クタクタに煮込んでもおいしい。
このフリットの衣は、強力粉を使い、グルテンを出すようにしっかりと混ぜてつくります。こうすることで、天ぷらの繊細な衣とは違う、カリッとした食感の衣に仕上がります。
このレシピをつくった人
有馬 邦明さん
イタリア料理店で修業の後、イタリア ロンバルディア、トスカーナ州などで経験を積む。2002年、東京にレストランをオープン。(2023年時点閉店)
食材は自ら生産者の素に足を運ぶというこだわりよう。地方における料理監修も多数行なっている。丁寧につくられる一皿に魅了されるファンが多い。
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