ごま豆腐
「京の精進 一汁一菜」最高のもてなし料理とされる「ごま豆腐」。上品な口当たりとしつこすぎないごまの風味が絶妙です。
写真: 松島 均
*1人分
材料
(4人分)
- ・白ごま 70g
- ・水 カップ2
- ・くず粉 45g
- ・しょうが (すりおろす) 適量
- *皮ごとすりおろす。
- ・雪の下の葉 適宜
- *なくてもよい。
- ・しょうゆ
つくり方
ごまはすり鉢で油が出るまで完全にすりつぶし、みそ状にする。
みそ状になるまでしっかりとすりつぶし、はしや茶せんで残さずこそげ取る。
1に分量の水を少しずつ加えながらよく混ぜてのばす。こし器で裏ごしして(ふきんで絞ってもよい)鍋に入れる。
2にくず粉を入れてよく溶かし、中火にかけて木べらで練る。固まってきたら弱火にし、さらに約10分間練り続ける。
常に混ぜ続けるのではなく、熱を含ませて材料を含ませながら練る。
3を弁当箱などの四角い容器に流し入れて、底面の空気を抜き、5分間ほどおく。
容器の底を木べらで静かにたたき、底面の空気をていねいに抜く。
4の表面が乾いて固まったら、たっぷりの水の中に静かに沈め、そのまま約30分間冷やして固める。
ごま豆腐の表面が固まったら、ごま豆腐がしっかり水をかぶるように沈める。
水の中で5の容器の四隅にそっと指を入れて底面に水を流し込み、静かに容器からはがし取る。切り分けて器に盛り、雪の下の葉にしょうがをのせて添える。しょうゆを落として食べる。
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このレシピをつくった人
西川 玄房さん
京都の大本山妙心寺・東林院住職。竜安寺に弟子入りし、瑞竜寺にて修行。老師の隠侍(老師の世話をする役)として仕え、精進料理を覚える。1984年に東林院の住職となる。人々に禅寺を開放、宿坊として精進料理を供するほか、精進料理教室も主宰し、禅の教えを説く。また、1月「小豆粥で初春を祝う会」、6月「沙羅の花を愛でる会」、10月「梵燈のあかりに親しむ会」などの諸行事も開かれ、通称「沙羅双樹の寺」と云われる。
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