かきフライ
かきの季節がやってきました。身のふっくらとした新鮮なかきに程よく火を通したフライは、昔風にウスターソースとからしでどうぞ召し上がれ。アツアツで食べたい一品です。
写真: 工藤 雅夫
*1人分
*1人分
材料
(2人分)
- ・かき (大) 6コ
- ・大根おろし カップ1/2
- *下処理用。
- 【衣】
- ・小麦粉 適量
- ・溶き卵 1コ分
- ・パン粉 適量
- ・キャベツ 3枚
- ・にんじん (みじん切り) 少々
- ・ウスターソース 適量
- ・溶きがらし 適量
- ・塩 少々
- ・こしょう 少々
- ・揚げ油
- ・にんじん (先端部分) 2cm
- *からし入れ/全体備考参照。
つくり方
キャベツは軸を除き、3枚を重ねて縦にクルクルと巻き、繊維を断つようにせん切りにする。にんじんとともに氷水をはったボウルに放し、シャキッとさせておく。
かきと大根おろしをボウルに入れ、手早くかき混ぜて汚れを落とす。大根おろしが灰色になったら、かきを目ざるに移す。
かきの汚れを落とすには、大根おろしを加えて混ぜるのがいちばん。
目ざるを水をはったボウルにつけ、流水の下でふり洗いする。水をかえて2回洗い、水けをよくきる。
手早く洗うのが大切。
かきを紙タオルではさんで水けをしっかりと拭き取り、塩・こしょう各少々をふる。
下味を濃くしすぎないためには、塩、こしょうは上側だけにふっておいて、かきの裏側を隣のかきに重ねるようにして両面につけるとよい。
【衣】の小麦粉をまぶしつけ、余分な粉をはたき落としてから、溶き卵、パン粉を順につける。バットに並べて冷蔵庫に入れ、5分間ほど冷やす。
衣をつけてから一度冷やすのが、ばぁば流。カラリと歯ぎれよく揚がる。
180℃に熱した揚げ油に5のかきを3コずつ入れ、きつね色になるまで揚げる。バットにとり、油をきる。
パン粉を落としてみて、表面でパッと散るくらいが温度の目安。
かき、水けをきった1を皿に盛る。ウスターソースを器に入れ、にんじんのからし入れに溶きがらしをのせて添える。
多めにつくって、卵とじなどにしてもよい。
【にんじんのからし入れのつくり方】
1.にんじんは先端を少し落として平らにし、端から2cmくらいのところに斜めに包丁を入れ、中心に向かって切り目を入れる。
2.にんじんを回し、同様にあと2か所切り目を入れて切り離せば、花形の器に。同様にしてきゅうりでもつくれる。
このレシピをつくった人
鈴木 登紀子さん
(1924~2020)青森県生まれ。都内で料理教室を主宰。本格懐石から毎日の惣菜まで、味わい深く凛とした盛りつけの和食を伝える第一人者。テレビのバラエティー番組でも活躍。
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