きのこの混ぜご飯
食卓に秋を運んでくれる、きのこたっぷりの混ぜご飯。このご飯にお魚の塩焼き、ほうれんそうのごまよごしがあれば、ごちそう気分に。かきたま汁を添えれば完璧です。
写真: 工藤 雅夫
*全量
*全量
*きのこと油揚げを煮てから冷ます時間は除く。
材料
(つくりやすい分量。)
- ・ご飯 (炊きたてのもの) 米600ml分(カップ3)
- ・生しいたけ 6枚
- ・しめじ 2/3パック
- ・えのきだけ 1/2袋
- ・油揚げ 2枚
- ・だし カップ2/3
- 【A】
- ・酒 大さじ3
- ・しょうゆ 大さじ3
- ・塩 少々
- ・もみじにんじん 適量
- *全体備考参照。
- ・松葉ごぼう 適量
- *全体備考参照。
- ・いちょう卵 適量
- *全体備考参照。
- ・ごま (白) 大さじ4
- ・塩 小さじ1/2
- ・うす口しょうゆ 大さじ1
つくり方
しいたけは軸を除き、小さいものは半分、大きいものは四つ割りにする。しめじは根元を落とし、かさの1cm下くらいのところで切る。残りの軸も同じ長さに切る。えのきだけは根元を落とし、長さを2~3等分に切る。油揚げは熱湯で油抜きをし、縦に半分に切ってから細切りにする。
底の広い浅鍋に1を入れ、だしと【A】を加えて中火でひと煮立ちさせる。菜箸で軽く混ぜながら5~6分間、汁けがなくなるまで煮る。バットにあけて冷ます。
もみじにんじん、松葉ごぼう、いちょう卵を用意する。
ぬれ布巾で湿らせた盤台に炊きたてのご飯を移す。塩、うす口しょうゆをふり、白ごまと2のきのこを一面に散らす。
木じゃくしで手早く、練らないように混ぜる。
手前側を混ぜたら盤台を回す、という動作を繰り返し、最後に大きく混ぜるようにする。
器に盛って、もみじにんじん、松葉ごぼう、いちょう卵を散らす。
◆飾り切り3種◆
【もみじにんじん】
1、にんじん40gは3mm厚さの輪切りにして皮をむき、もみじの型で抜く。
2、小鍋に入れ、ヒタヒタの水と砂糖小さじ2、塩少々を加えて火にかける。煮立ったら紙ぶたをして弱火にし、汁けがなくなるまで煮る。
【松葉ごぼう】
1、ごぼう6cmはたわしでこすり洗いをし、長さを半分、縦に3mm厚さの短冊形に切る。端から縦に細く切り目を入れ、さらに同じ幅をとったところで切り離し、松葉の形にする。残りも同様に切る。
2、小鍋に入れ、だしカップ1/2、しょうゆ小さじ2を加え、もみじにんじんと同様に煮る。
【いちょう卵】
1、卵1コはよく溶きほぐして塩少々を加え、万能こし器でこす。フライパンを強火で熱してサラダ油適量をなじませ、火から外して卵液を流す。
2、再び火に当て、縁がプクプクしてきたら菜箸を差し込んで引き上げ、裏返してサッと焼く。盆ざるにのせ、冷めたらいちょうの型で抜く。
このレシピをつくった人
鈴木 登紀子さん
(1924~2020)青森県生まれ。都内で料理教室を主宰。本格懐石から毎日の惣菜まで、味わい深く凛とした盛りつけの和食を伝える第一人者。テレビのバラエティー番組でも活躍。
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