新しょうがの甘酢漬け
みずみずしい新しょうがを甘酢に漬けた、手軽な保存食。辛みやえぐみが少ない新しょうがは、食べやすくて下ごしらえも簡単です。淡いピンク色に染まるのが楽しいですよ。
写真: 岡本 真直
材料
(つくりやすい分量)
- ・新しょうが 500g
- 【甘酢】
- ・米酢 カップ2+1/2
- ・砂糖 190g
- ・粗塩 45g
- ・酢 少々
つくり方
ボウルに【甘酢】の材料を入れ、泡立て器でよく混ぜる。
火にはかけず、酢の風味を生かす。
新しょうがは洗ってスプーンで皮をこそげ取る。赤い部分は色みの素(もと)になるので、残しておく。
包丁を使うと厚くむきすぎてしまうが、スプーンだと細かい部分まできれいに薄くこそげ取れる。
2を繊維に沿って薄切りにする。薄さは好みでよい。
3の半量を盆ざるに広げ、ボウルにのせる。酢少々を入れた熱湯をまんべんなく回しかけ、辛みを抜く。
湯に酢を入れるのは、アクによって新しょうがが黒ずむのを防ぐため。
4が熱いうちに粗塩の半量をまぶし、よくあえる。
塩をまぶして下味をつけ、アクを抜く。
冷めないうちに手でギュッと水けを絞る(やけどに注意する)。残りの半量も同様にする。
保存瓶に1の【甘酢】を注ぎ、6を入れて漬ける。2~3日目から食べられ、冷蔵庫で約1か月間保存できる。
ひねしょうがでつくる場合は、4の工程で湯をかけるかわりにサッとゆで、えぐみを取る。
10日間後には…時間がたつにつれ、徐々に淡いピンク色になってくる。
◆新しょうがを漬けるときに用意するもの◆
《容器について》
酢を使うため、酸に強いガラスやホウロウ製がよい。今回使ったのは、1リットル容量の密閉できるガラスの保存瓶。必ず煮沸消毒して使う。
《新しょうが》
新しょうがは収穫後すぐに出荷される。表面につやがあり、茎の付け根がきれいな紅色をしているものを選ぶ。
このレシピをつくった人
高橋 潤さん
調理師専門学校に在学中から、都内の有名すし店で研さんを積み、27歳の若さで独立。有名店がしのぎを削る銀座で店を構える。伝統的な江戸前ずしをにぎる腕もさることながら、卓越した「つまみ」の多様さにも定評がある。
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