きょうの料理レシピ
数の子
黄金色で味わいまろやかな数の子は、白みそで漬けました。しっかり塩抜きし、きちんと水けを除くことで、みその糖分、塩分が中まで浸透します。
写真: 南都 礼子
エネルギー
/290 kcal
*全量
塩分/5.9 g
*全量
調理時間
/30分
*塩抜きする時間、漬ける時間は除く。
材料
(6本分)
- ・塩数の子 6本(270~300g)
- 【A】
- ・みりん 大さじ2
- ・しょうゆ 大さじ2
- ・粒白みそ 適量
つくり方
1日目
1
数の子はたっぷりの水に一晩つけておく。
! ポイント
塩辛くならないよう、塩けをしっかり抜きながら薄皮をふやかす。
2日目
2
指の腹でやさしくなでるようにして、厚みのあるほうから薄いほうへと薄皮をこすり取りながら寄せていく。
! ポイント
力を入れてこすると、ボロボロにくずれて取りにくくなるので注意。
3
端に寄せ集めた薄皮を、一気に引いて取り除く。ひだの内側に残った皮があれば、竹串の先でそっと除くとよい。
4
ボウルに【A】を合わせて3を加え、全体にまぶして10分間ほどおく。ざるに上げ、紙タオルで水けを押さえる。
! ポイント
みりんじょうゆをまぶすと、数の子の水けが引き出され、程よく下味もつく。
5
保存容器に粒白みそ適量を平らに広げ、ガーゼを敷く。4を重ならないように並べ、上にもガーゼをかぶせて粒白みそ適量で覆う。ふたをして冷蔵庫に一晩おく。
! ポイント
一晩で程よく味がつき、美しい色に仕上がる。
全体備考
【粒白みそ】
裏ごしせずに、こうじの粒を残した白みそ。手に入らなければ裏ごししたタイプでもよい。白みそは、赤みそより塩分が少なく、甘みとこうじの風味が強いのが特徴。きちんと下処理してある数の子を漬けた白みそ床は、水けがほとんど出ていないので、もう一度、肉や魚を漬けることもできる。
きょうの料理レシピ
2015/12/28
【王道おせち 失敗なしのイロハ】祝い肴三種
(初回放送日:2015/12/07)
このレシピをつくった人
田村 隆さん
(1957~2020) 東京・築地にある日本料理店の三代目。日本各地の食材に精通し、個々の持ち味と特性を調和させた料理をこころがけている。
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