いわしの酢じめ
いわしを塩でしめ、氷水で引きしめ、さらに酢でしめた一品。いきのよい旬のいわしならではのお味を「刺身」と「細づくりの薬味あえ」でお召し上がりください。
写真: 工藤 雅夫
*1人分
*1人分
*いわしに塩をふっておく時間、酢につける時間は除く。
材料
(2人分)
- ・いわし (大) 2匹
- 【A】
- ・しょうが (せん切り) 1かけ分
- ・みょうが (せん切り) 1コ分
- ・青じそ (せん切り) 2枚分
- ・細ねぎ (小口切り) 少々
- ・溶きがらし 適量
- ・きゅうり 少々
- ・塩
- ・酢
- ・酒
- ・しょうゆ
つくり方
いわしはうろこをこそげて頭を落とし、腹側に包丁を入れてワタを除く。氷水で手早く洗って水けを拭く。
三枚におろし、腹骨をすき取る。
ざるに並べて両面が白くなる程度にたっぷりの塩をふる。皮側を上にしてバットなどで受け、ラップをかけて冷蔵庫に1時間ほどおく。
魚をたっぷりの塩でしめることを強塩(ごうじお)またはべた塩といいます。
流水で手早く塩を洗い落とし、たっぷりの氷水に放す。菜箸で回すように洗って、身を引きしめ、ざるに上げる。
水けをよくきり、深さのある容器にいわしを並べる。いわしがかぶるくらいのたっぷりの酢を注ぎ、冷蔵庫で50分~1時間おく。
冷蔵庫におく時間はお好みで。30分間くらいでもかまいません。
5を取り出し、頭に近いほうから薄皮をむく。
よく冷えているほうがむきやすいですよ。一度に強く引かず、引く右手を追いかけるように左手で身を押さえるとよいの。
6の半量は包丁をねかせてそぎ切りにする。残り半量は斜めに細く切って(細づくり)ボウルに入れ、【A】を手早く混ぜて酒小さじ1、しょうゆ小さじ1をふる(薬味あえ)。
それぞれ皿に盛り、溶きがらしを添える。刺身には、蛇の目きゅうり(きゅうりの小口切り2枚の芯をくりぬき、サッとゆでて氷水にとり、1枚に1か所切り目を入れて2枚をからませる)をあしらう。
このレシピをつくった人
鈴木 登紀子さん
(1924~2020)青森県生まれ。都内で料理教室を主宰。本格懐石から毎日の惣菜まで、味わい深く凛とした盛りつけの和食を伝える第一人者。テレビのバラエティー番組でも活躍。
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