きょうの料理レシピ
かぶの三輪漬け
かぶ、柚子、赤とうがらしをめでたい輪の形にそろえることが、この名前の由来です。正月料理にどうぞ。
写真: 鈴木 雅也
エネルギー
/70 kcal
*全量
調理時間
/10分
材料
(つくりやすい分量)
- ・かぶ 2コ
- *関西では小かぶを使う
- 【合わせ酢】
- ・酢 カップ1/2
- ・塩 小さじ1
- ・うす口しょうゆ 小さじ1
- ・砂糖 大さじ4
- ・水 カップ1/2
- ・柚子 (輪切り) 2/3コ分
- ・赤とうがらし (種を取って小口切り) 1本
- ・昆布 (乾。5cm角) 3枚
つくり方
1
【合わせ酢】の酢、塩、うす口しょうゆ、砂糖、水をボウルに入れ、混ぜ合わせる。
2
かぶは茎を切り落とし、皮をむいてスライサーで薄い輪切りにし、1のボウルに加える。
! ポイント
なるべく薄く切ったほうがおいしいので、スライサーを使用。なければ包丁で切ってもよい。また、切り取った茎は葉を摘み取り、皮とともに「かぶの刻み漬け」に利用するとよい。合わせ酢の味を濃いめにしているので、かぶは塩をせずに直接、合わせ酢に漬けこんでよい。
3
2に柚子、赤とうがらし、昆布を加えて混ぜる。
4
かぶがしんなりしたら汁けをきって器に盛り、赤とうがらしを散らし、昆布を飾り切りにしてあしらう。
全体備考
日もち:密封容器に入れて冷蔵庫で約1週間
【かぶの刻み漬け】
かぶの葉は沸騰した湯にくぐらせて水にとり、水けを切って小口切りにする。かぶの皮はせん切りにする。葉と皮を合わせ、材料の重さの2%の塩をもみ込み、軽く水けを絞る。仕上げに昆布茶や一味とうがらし、柚子の皮(せん切り)などをいっしょに混ぜてもおいしい。つけこまずに、すぐに食べられる。
日もちは冷蔵庫で2~3日間。
きょうの料理レシピ
2003/12/09
決定版!正月料理
このレシピをつくった人
奥村 彪生さん
(1937~2023)全国の郷土料理から世界各地に伝わる伝統料理まで、幅広く復元・研究した。洒脱な話術で、関西を中心にメディアで活躍し、多くのファンをもつ。日本と中国のめん、ならびに日本食文化史の研究家。
つくったコメント