ソース焼きそば
麺を焼きつけたときの香りが、食欲をそそります。食卓の中心にあるホットプレートが大活躍。
写真: 鈴木 誠一
材料
(2人分)
- ・中華麺 (蒸し) 2玉
- ・キャベツ 100g
- ・豚バラ肉 (薄切り) 50g
- ・特製だし 大さじ3
- 【特製だし】*約900ml分
- ・昆布 (細く切る) 25g
- ・混合削り節 50g
- *かつお、さば、宗田がつおなどが混ざった削り節。
- ・水 カップ5
- 【ソース】
- ・ウスターソース 大さじ4
- ・トマトケチャップ 大さじ1
- ・紅しょうが (せん切り) 適宜
- ・酢がらし 適宜
- *練りがらしを少量の酢で溶く。
- ・サラダ油 適量
下ごしらえ・準備
ソースに負けない 濃いめの「特製だし」
1 鍋に材料を入れ、弱火にかける。煮立ったら火を止める。削り節が沈むまでおいて、こす。
! ポイント
混合削り節はたくさん使っても、えぐくなりません。焼きそば、たこ焼きにも活躍する力強いだしです。もちろんみそ汁にも。
つくり方
キャベツは7~8mm幅の短冊形に切る。耐熱ボウルに移し、ラップをして電子レンジ(600W)に1分30秒間かける。豚バラ肉は2cm幅に切る。【ソース】の材料は合わせておく。
ホットプレートにサラダ油を薄くひき、240℃に熱する。豚バラ肉を焼き、色が変わったら端に寄せる。
豚肉は最初触らずに、脂を引き出し、焼きつける。
中華麺をほぐさずに加え、裏返さずに焼きつける。豚肉を麺の上にのせ、さらに1のキャベツをのせる。
麺も触らずにおく。豚肉の脂を吸わせて焼き色をつけ、香りを出す。
【だし】を回しかけてふたをし、20秒間おく。ジューという音がおさまったら、麺をほぐして炒め合わせ、【ソース】を加えて混ぜる。
麺には【だし】の音がおさまるまで触らなくてよい。【だし】をかけると、早く火が通り、麺もほぐしやすい。
器に盛り、紅しょうがをのせて、酢がらしを添える。
【保存】
「特製だし」は、密封容器に入れ、冷蔵庫で3~4日間保存可能。
◆ソースにジャムを加えても◆
ジャムは香りと酸味と甘みが詰まったもの。【ソース】が爽やかになります。あんずやブルーベリーのジャムがおすすめです。
【ポイント】麺と豚肉はしっかり焼きつけて、香ばしく。
このレシピをつくった人
奥村 彪生さん
(1937~2023)全国の郷土料理から世界各地に伝わる伝統料理まで、幅広く復元・研究した。洒脱な話術で、関西を中心にメディアで活躍し、多くのファンをもつ。日本と中国のめん、ならびに日本食文化史の研究家。
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