揚げなすの中国風南蛮漬け
なすの栄養を油で閉じ込めた南蛮漬け。香りのある野菜たっぷりの漬けだれが、食欲をそそります。
写真: 野口 健志
*全量
*たれをなじませる時間は除く。
材料
(つくりやすい分量)
- ・なす 8コ
- 【漬けだれ】
- ・にんにく (みじん切り) 1かけ分
- ・しょうが (みじん切り) 1かけ分
- ・ねぎ (みじん切り) 1/2本分
- ・赤とうがらし (小口切り) 2本分
- ・白ごま 大さじ2
- ・しょうゆ 大さじ4
- ・酢 大さじ3
- ・ごま油 大さじ2
- ・揚げ油
つくり方
【漬けだれ】の材料を合わせる。なすは縦半分に切り、斜めに3mm幅の切り目を入れて、2~3cm幅に切る。
フライパンに揚げ油を入れて160~170℃に熱し、なすを揚げる。
なすの油をきり、熱いうちに1の【漬けだれ】に浸して、そのまま味をなじませる。
●保存
保存容器に入れ、冷蔵庫で3〜4日間保存可能。
【油と一緒にとることで、効率よくエネルギー補給】
なすをはじめとする夏野菜は、油と一緒にとることがおすすめです。アントシアニンは油で揚げることで、水分に流出することなくいただけますし、カロテンは油に溶けるので、腸に入ったときに吸収されやすくなります。また、野菜に油を含ませることで、少量でも効率よくエネルギーを摂取することができます。夏バテであっさりしたものばかり食べていると、エネルギーを十分に摂取できず、知らないうちにさらにバテてしまうという悪循環に陥りますが、この中国風南蛮漬けならあっさり食べられますし、香味野菜の効果で食もすすみますよ。
【夏野菜+油】
なすにはアントシアニン、ピーマンやオクラなどの緑黄色野菜にはカロテンなどが含まれている。いずれも油と食べることで吸収の効率がよくなる。
【ほかの野菜を加えても】
なすだけでなく、切り目を入れたオクラ、ししとうがらし、食べやすく切ったピーマンなどを油で揚げて加えると、緑黄色野菜の栄養も加わったカラフルな南蛮漬けに。つくりおきできるので、牧野さん宅では来客時に出すことが多いそう。
◆こちらのレシピも参考に◆
豚しゃぶの南蛮漬けのせ
このレシピをつくった人
牧野 直子さん
健康、美容などの幅広いテーマでレシピを開発。健康によく、簡単でおいしい料理が人気。保健センターや小児科での栄養指導も行っている。
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