そぼろご飯
愛らしい三色ご飯。鶏そぼろの甘辛味と、いり卵の塩味、オクラのしょうゆ味が基本です。目に鮮やかな紅しょうがが味のアクセントに。
写真: 工藤 雅夫
*1人分
材料
(2人分)
- ・鶏ひき肉 200g
- *精肉店で、鶏もも肉の皮と脂を 除いて、二度びきしてもらうとよい。 鶏そぼろはつくりやすい分量。
- 【A】
- ・酒 大さじ3
- ・砂糖 大さじ2
- ・みりん 大さじ2
- ・しょうゆ 大さじ2強
- ・卵 2コ
- ・オクラ 8本
- ・ご飯 (温かいもの) 大きめの茶碗(わん)2杯分
- ・白ごま 大さじ2
- ・もみのり (全形) 1/2枚分
- ・紅しょうが (市販) 適量
- ・塩
- ・酢 1~2滴
- ・うす口しょうゆ 大さじ1
つくり方
鍋に【A】を合わせて中火で温める。全体が溶け合わさったら火を止め、鶏ひき肉を入れる。菜箸4本でよく混ぜてほぐし、再び中火にかけて火を通す。
菜箸で絶えず混ぜながら、時々火からはずし、ぬれ布巾に鍋底を当てて冷まし、細かく口当たりのよいそぼろをつくる。
ひき肉の色が変わったらいったんざるにとって汁けをきる。鍋に汁だけを戻して煮詰める。
再び2のひき肉を戻し入れて煮汁をからませ、汁けがなくなったらバットにあける。
これで肉に火が通りすぎず、柔らかい食感のそぼろになる。
卵は小鍋に割り入れてよく溶きほぐし、塩小さじ1/5を加え、酢1~2滴を落として中火にかける。菜箸4本でやさしく混ぜ、熱が入って固まりかけたら、ぬれ布巾に鍋底を当ててよく混ぜ、また中火に戻して混ぜる。これを繰り返して、きめ細かないり卵をつくる。
オクラはヘタを落とし、ガクの周りをぐるりとむいてなり口をきれいにし、水で洗う。たっぷ
りの塩を表面にまぶしてこすり(塩みがき)、1分間ほどゆでて冷水にとる。水けをよく拭き、小口切りにしてから、うす口しょうゆ大さじ1をふる(しょうゆ洗い)。
盤台に温かいご飯を入れ、白ごま、もみのりを混ぜる。茶碗にご飯を盛り、外側からオクラ、いり卵、そぼろの順に盛り、仕上げに薄切りの紅しょうがを飾る。
オクラをまあるくのせて、いり卵はたっぷり、そして真ん中に鶏そぼろをつんもりと盛る。
このレシピをつくった人
鈴木 登紀子さん
(1924~2020)青森県生まれ。都内で料理教室を主宰。本格懐石から毎日の惣菜まで、味わい深く凛とした盛りつけの和食を伝える第一人者。テレビのバラエティー番組でも活躍。
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