あんず酢
お酒の苦手で果実酒が飲めない人は、あんずの魅力をサワードリンクで楽しんで。ドレッシングやあえ物に加えるのもおすすめ。
写真: 日置 武晴
*全量
*漬ける時間は除く。
材料
(つくりやすい分量)
- ・あんず 400g(約6コ)
- ・てんさい糖 100g
- *全体備考参照。
- ・酢 500ml
下ごしらえ・準備
保存瓶を消毒する(保存瓶は必ず耐熱容器を使い、熱湯消毒をする)
1 酢や酒に果実を漬ける大きな瓶は鍋で煮沸ができないので、全体に熱湯を回しかけて殺菌する。
2 やけどをしないように、布巾などでつかんで湯をきり、逆さまにして清潔な布巾の上で自然乾燥させる。
3 熱湯消毒できないパッキンは、食品用のアルコールスプレーを吹きかけたり、清潔な布に焼酎をつけて拭くとよい。
つくり方
あんずは洗って、なり口に付いているヘタを竹串で取り除く。水けを丁寧に拭き、風味が出やすくなるように十文字の切り目を1か所、深めに入れる。
熟しすぎたり傷やへこみなどのある実は、かびの原因になるので使わずに除く。
清潔な布巾で1コずつ丁寧に水けを拭く。
保存瓶にあんずとてんさい糖を1/4~1/3量ずつ交互に入れ、酢を注ぐ。ふたをして日の当たらない涼しい場所に置き、時々揺すっててんさい糖を溶かす。
●約2週間後から飲める。それ以上保存する場合は、果実を取り出して冷蔵庫へ。
【りんごジュースを加えて】
果実酢は全般的に、酸味の穏やかなりんごジュースとよく合う。あんず酢の3倍ほどのジュースを上からそっと注ぎ、きれいな層をながめてから、少しずつ混ぜてどうぞ。
※てんさい糖:砂糖大根(ビート)からつくられる砂糖。さっぱりした甘みと果実によく合うナチュラルなコクが特徴。果実の風味を生かすため、糖分の量をぎりぎりまで少なくしているので、保存性を悪くしないように、これ以上は減らさずにつくる。
このレシピをつくった人
ワタナベ マキさん
グラフィックデザイナーを経て料理研究家に。母や祖母から伝えられた手仕事に現代的なセンスを取り入れた、温かみのあるナチュラルレシピが人気。
つくったコメント