豚肩ロースの変わり漬け焼き
野菜のやさしい風味が加わった柔らかい肉と、シャキシャキの小松菜はご飯のおかずにぴったりです。余った漬け地は野菜炒めやチャーハンに使えますよ。
写真: 鈴木 誠一
*全量
*野菜の水けをきる時間、 漬け込む時間は除く。
材料
(つくりやすい分量)
- ・豚肩ロース肉 4枚(240g)
- 【漬け地A】*芯、ヘタ、外葉など使わないところならなんでもよい
- ・白菜の軸 75g
- ・大根のヘタ、皮 50g
- ・キャベツの外葉、芯 50g
- ・にんじんのヘタ、皮 25g
- ・塩 4g
- 【漬け地B】
- ・プレーンヨーグルト 100g
- ・赤みそ 15g
- ・しょうゆ 大さじ1
- ・小松菜 1ワ
- ・しょうが (すりおろす) 1かけ
- ・白ごま 適量
- ・サラダ油
- ・黒こしょう (粗びき)
つくり方
漬け地をつくる。【漬け地A】をフードプロセッサーにかけて混ぜる。ざるに上げ、自然に水けがきれたら100g分を量り、【漬け地B】と混ぜ合わせる。
野菜とヨーグルトは臭みを抑え、さらにヨーグルトは肉の柔らかさを保つ。
ジッパー付きの保存袋に漬け地の半量を入れ、豚肉を加える。残りの漬け地を豚肉にのせ、袋を閉じる。冷蔵庫で12時間おく。豚肉を取り出し、漬け地はきれいにぬぐう。
酸化を防ぎ、まんべんなく漬かるように、袋の空気は抜いて閉じる
小松菜は根元を切り落とし、3cm長さに切る。フッ素樹脂加工のフライパンにサラダ油少々を熱し、小松菜をサッと炒める。油が回ったら2の漬け地大さじ5を加え、なじませるように炒め、器に敷く。
3のフライパンをきれいにし、サラダ油少々を熱し、豚肉の両面を焼く。仕上げにしょうがを加えてなじませる
3の小松菜の上に豚肉を盛り、黒こしょう少々と白ごまをふる。
村田吉弘さんの技ありほったらかし術
“漬ける”ことで新しい味を発見
漬けるということは、本来、保存性を高めるものですが、おいしさを感じるうまみ成分の働きで、そのおいしさは2倍にも3倍にも、想像以上の効果を生みます。今回は、ふだん使いの食材や常備調味料を使って、いつもの料理をごちそう感ある料理に変えました。
料理に深みとコクをプラスし、しかも、漬け地は利用価値大。むだなく使えることにこだわりました。保存性が高く、漬ける時間がおいしさを生んでくれるので、前日や前々日からの準備も効果的。忙しい人にも、おもてなし料理にもぴったりです。
このレシピをつくった人
村田 吉弘さん
京都の日本料理店3代目主人。和食がより簡単に、楽しくなるアイデアレシピを数多く提案し、家庭料理のつくり手を応援している。
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