トマト卵炒め
トマトの甘味がおいしい中国の家庭料理の定番な一品です!ちょっとしたコツで、口当たりも味わいもぐっとまろやかになりますよ。
写真: 野口 健志
*1人分
材料
(2人分)
- ・トマト 1/2コ(100g)
- ・ししとうがらし 6本
- ・卵 (L) 2コ
- ・塩 1つまみ
- ・こしょう 少々
- ・サラダ油
つくり方
トマトは4等分のくし形に切り、皮をむく。さらにそれぞれ3等分に切る。ししとうがらしはヘタとともに上部を平らに切り落とす。
炒めると口に残る皮は除きますが、種や周りの汁はうまみがあるので残します。少ない量なら湯むきをしなくても、くし形に切ってから皮を薄くそぐようにすれば簡単。
卵はボウルに割り入れ、塩、こしょうを加えてほぐしておく。
フライパンにサラダ油少々を中火で熱し、1のトマトをサッと炒める
卵を炒めてからトマトを加えるのではなく、まずはトマトを炒めて水分をとばします。これが甘さと口当たりのよさの秘密。
全体に油が回ったら、出てきた汁ごと2のボウルに加えて混ぜる
卵液にトマトの汁を加えることで、ふんわりした仕上がりに。うまみの濃いスープやだしを加えるのと同じような効果があります。
フライパンにサラダ油大さじ2を中火で熱し、1のししとうがらしを炒める。
続いてこの油で卵を加熱するので、普通の炒め物より多めに熱して使います。ししとうは上を切り落としてあるので、はじける心配はありません。
ししとうが色鮮やかになったら、4の卵液を少しずつ流し入れながら、大きく混ぜて炒める。ふんわりとしたら、すぐ器に盛る。
オムレツのように一気に加熱するのではなく、卵液を徐々に流し入れながら大きくかき混ぜて炒めます。このほうがフライパンの温度が下がらず、卵がムラなくフワフワに仕上がるのです。
《ここをマスター》
・トマトは皮をむいて口当たりよく。汁けは重要な調味料なので余さず生かそう。
・最初にトマトを炒めて、甘みを凝縮させるべし。
・炒め油は多めで正解。卵を焦がさず、ふんわりさせよう。
・流す卵液は少しずつ、混ぜる手つきは底から大きく!
このレシピをつくった人
吉田 勝彦さん
東京・代々木上原にある中華料理店オーナーシェフ。旬の食材のおいしさを最大限に引き出す、ヘルシーでシンプルな中華料理が評判を呼んでいる。家庭で実践しやすいレシピも人気。
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