赤飯
卒業、進学、就職と、春のイベントにもふさわしい赤飯。手づくりならではのおいしさを味わいましょう。
写真: 榎本 修
*1人分
*ささげの粗熱を取る時間、もち米をざるに上げておく時間、浸水させる時間は除く。
材料
(約4人分)
(つくりやすい分量)
- ・もち米 2合(360ml)
- ・ささげ 30g
- ・塩 適量
- ・黒ごま 適量
つくり方
耐熱ボウルにささげを入れ、水カップ2を加える。ささげが浮き上がらないようにラップで水面を覆い、電子レンジ(600W)に約20分間かける。そのままおいて粗熱を取り、ボウルで受けたざるに上げて、ささげとゆで汁に分ける。ゆで汁は水を足し、320mlにしておく。
鍋でゆでる場合は、小さめの鍋にささげを入れ、水カップ2を加えて中火にかける。煮立ったら、穴開きおたまや網じゃくしで時々ささげをすくい、約20cm高さのところから落とす(約5分間行う)。ゆで汁があずき色になったら、ボウルで受けたざるに上げ、ささげとゆで汁に分ける。ゆで汁は水を足し、320mlにしておく。鍋にささげを戻し、水カップ2を加えて、中火にかける。煮立ったら、中火のまま約15分間ゆでてざるに上げる。このゆで汁は捨てる。
もち米は洗ってざるに上げ、4~5分間おいて水けをきる。
大きめの耐熱ボウルにもち米を入れ、1の水を足したゆで汁を加えて混ぜ、20~30分間浸水させる。
ささげのゆで汁で、もち米に風味、色をつけて。
3のボウルにささげ、塩小さじ1/2を加えて混ぜる。
4のボウルにラップをし、電子レンジに約7分間かける。
5のラップを外して、しゃもじで全体を大きく混ぜる。再びラップをし、電子レンジに約5分間かける。
チンする→混ぜるを数回繰り返して、ふっくらとした仕上がりに。
6のラップを外し、しゃもじで全体をサックリと混ぜる。
白っぽいもち米があった場合は、再びラップをして、さらに電子レンジに1~2分間かける。ラップを外して、しゃもじで全体を混ぜる。
8のボウルに乾いたふきんをかぶせ、5~6分間蒸らす。器に盛って、塩少々、ごまをふる。
余分な水分を取らないと、蒸気でベチャッとしてしまうので注意。
【おこわには、もち米を使います】
普通の米と違って、でんぷんにアミロースが含まれず、アミロペクチンのみで構成され、粘りけがあるのが特徴。だんごや和菓子の原料にも、使われています。
【関東では、主にささげを使います】
赤飯には小豆を使うのがポピュラー。しかし関東では、あずきを加熱すると実が割れやすいことから、ささげが使われるようになったといわれています。
このレシピをつくった人
髙城 順子さん
幅広いジャンルの料理に精通し、本格的な味を誰にでもつくりやすいレシピで提案。野菜のおいしさを引き出す料理が得意。「きょうの料理ビギナーズ」の監修を2年半務める。
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