里芋と豚肉の塩炒め
輪切りにした里芋を炒めてこんがりと仕上げます。うまみたっぷりの豚バラ肉が、里芋の新たな魅力を引き出します。
写真: 野口 健志
*1人分
*里芋を乾かす時間は除く。
材料
(2人分)
- ・里芋 6~8コ(500g)
- *皮をむいた正味約400gを使用。
- ・塩 大さじ1/2~1
- ・豚バラ肉 (薄切り) 100g
- ・サラダ油 大さじ1/2
- 【A】
- ・酒 大さじ1
- ・塩 小さじ1/3
- ・こしょう 少々
つくり方
里芋は洗って乾かし、皮をむいて1cm厚さの輪切りにする。塩をふってもみ、洗って水けをきり、水けを拭く。豚肉は2cm幅に切る。
フライパンにサラダ油を中火で熱し、豚肉を入れてほぐしながら炒める。肉の色が変わったら、里芋を加えてサッと炒め、ふたをし、途中で1回返しながら弱火で7~8分間蒸し焼きにする。【A】を順に加え、約30秒間炒め合わせる。
【里芋の選び方】
◆あれば土付きを◆
種類によって、大きさや形は異なるが、大きめで、丸みがあるものがよい。洗ってあるものは便利だが、土のついたもののほうが味は上。皮に傷みがなく、緑色に変色したり、芽が出たりしていないものを選ぶ。
【保存法】
◆洗って、乾かし、紙袋に入れて◆
寒さに弱いので、冷蔵庫に入れず、紙袋に入れて冷暗所で保存する。土についた細菌によって傷む場合があるので、水で洗い、しっかり乾かしてから保存する。約2週間が保存の目安。
【調理のポイント】
◆ゆでるときは大きめの鍋で◆
調味料を加えずにゆでると、泡が出て吹きこぼれやすいので、大きめの鍋でゆでる。少なめの水を注ぎ、ふたをして蒸しゆでにするのがおすすめ。
【里芋の下ごしらえ】
◆ゴロゴロ洗って、しっかり乾かして◆
・里芋は水でサッと洗ってボウルに入れ、浸るくらいの水を注ぐ。手で押さえながら転がして洗い、水を捨てる。これを1~2回繰り返して土を落とす。
・ざるに上げ、しばらくおいて乾かす。表面がぬれていると、皮をむくときに手が滑りやすく、汚れがつきやすいので、完全に乾かすのがポイント。
◆皮をきれいにむくコツ◆
・里芋の上下の端を切り落とす。先端だけでなく、端から5mm~1cmのところを切って上下に面をつくる。
・切り口から、縦に皮をむく。側面のカーブに沿って、幅をそろえて6~8回でむくと、形がきれいになる。
◆塩もみをして、ぬめりを取る◆
・皮をむいた里芋をボウルに入れ、塩をふって全体にまぶす。1コずつ握るようにして軽くもみ込む。表面にぬめりが出てくる。
・かぶるくらいの水を注ぎ、サッと洗ってぬめりを取り除く。
・水をかえてすすぎ、ざるに上げて水けをきる。
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