なすのスカベーチェ
スカベーチェとは、焼いたり揚げたりした素材にさっぱりしたソースをかけた料理です。じっくり焼いたなすに、ソースがよくなじみます。
写真: 野口 健志
*1人分
*ドライトマトを戻す時間は除く。
材料
(2人分)
- ・なす 2コ(160g)
- 【ソース】
- ・オリーブ油 70ml
- ・バルサミコ酢 大さじ1+1/3
- ・ドライトマト 2コ
- ・アンチョビ 3枚
- ・にんにく (薄切り) 3枚
- ・イタリアンパセリ (粗みじん切り) 大さじ1
- ・オリーブ油 適量
- ・塩 少々
- ・こしょう 適量
つくり方
ドライトマトは5分間ほど水につけて戻し、細切りにする。アンチョビは粗いみじん切りにする。鍋に【ソース】の材料のオリーブ油、にんにくを入れて弱火で炒め、香りがたったらアンチョビを加える。アンチョビがチリチリしたら、残りの【ソース】の材料を加え、温まったら火を止める。
なすはヘタを落とし、1cm弱の厚さの斜め切りにする。フライパンにオリーブ油大さじ2を熱し、なすを並べ入れて中火で焼く。途中、なすが油を吸って足りなくなったら、オリーブ油を1~2回、適宜足しながら、両面にこんがりと焼き色がつくまで焼く。ペーパータオルにとって塩、こしょうをふり、器に盛って1の【ソース】をかける。
なすを焼くとき、油が足りないとジューシーに仕上がらないので、途中で回しかけるようにして油を足す。2で焼いたなすを1のソースに浸し、冷蔵庫で一晩なじませてから食べてもおいしい。フライパンにオリーブ油を熱してバゲットの薄切りの片面を焼き、その面ににんにくをこすりつけたものを添え、のせて食べてもよい。
【食材メモ】
◆ドライトマト◆
トマトを乾燥させたもの。凝縮されたうまみ、酸味があって味出しの素材となり、ソース、サラダなどに使われる。乾燥の度合いによって堅さに差があるので、堅いものは水につけて戻してから使う。
このレシピをつくった人
有馬 邦明さん
イタリア料理店で修業の後、イタリア ロンバルディア、トスカーナ州などで経験を積む。2002年、東京にレストランをオープン。(2023年時点閉店)
食材は自ら生産者の素に足を運ぶというこだわりよう。地方における料理監修も多数行なっている。丁寧につくられる一皿に魅了されるファンが多い。
つくったコメント