栗きんとん
ふんわり、やさしい味わいのポイントは、生クリームを加えることです。さらしで茶巾絞りにし、梅肉をあしらって華やかに仕上げます。
写真: 今清水 隆宏
*全量
*冷ます時間は除く。
材料
(約8コ分)
- ・さつまいも 1本(200g)
- ・くりの甘露煮 (市販) 6コ
- 【A】
- ・くりの甘露煮のみつ カップ1/2
- ・卵黄 2コ分
- ・生クリーム カップ1/4
- ・梅肉 少々
つくり方
さつまいもは皮をむき、3つから4つに切って水にさらす。水けをきって電子レンジ対応の紙タオルで包み、表面を水で軽くぬらす。耐熱容器に入れてラップで覆い、電子レンジ(600W)に4~5分間かける。
紙タオルに水けを含ませておくと、蒸気でさつまいもがしっとり蒸し上がる。
くりの甘露煮は4~6等分に切る。
1が柔らかくなったら裏ごしし、鍋に移す。【A】を加えて弱火にかけ、6~7分間、木べらでよく混ぜながら熱する。
裏ごしはさつまいもが熱いうちに。紙タオルをはずすときなど、やけどに注意。
汁けがとんでペースト状になったら生クリームと2を加え、さらに2~3分間、弱火で練る。バットに移し、広げて冷ます。
木べらですくい上げてもなかなか落ちないくらいボッテリとまとまればOK。
4を30gずつに分け、ぬらしてかたく絞ったさらしにのせて茶巾絞りにする。さらしからはずし、先端に梅肉をあしらう。
底面のほうから指で押しながら、キュッとひねって、茶巾絞りに。
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一の重
このレシピをつくった人
斉藤 辰夫さん
大阪あべの辻調理師専門学校を卒業後、同校で教職員として日本料理の教授となる。パリ、スイス、ワシントンでも料理に携わる仕事をした国際派の料理家。
その後、エコール辻東京で専任教授を務める。
枠にはまらないユニークで新鮮な発想とわかりやすい指導に、幅広い層のファンがたくさん。現在は東京・国立で料理教室『斉藤辰夫料理スタジオ』を開いているほか、テレビや雑誌、講演などで忙しい毎日を送っている。著書に『煮もの』・『焼きもの』『全プロセスつき!基本の和食!』(ともに主婦と生活社)、『おいしい和食の大事典200』『和英つき 和食の辞典』(ともに成美堂出版)、『斉藤辰夫のいちばんかんたんな和食』(NHK出版)など多数。
現在、『NHK WORLD 』 “DINING WITH THE CHEF“に出演中。
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