きょうの料理レシピ
煮しめ 鶏だんご
口当たりの柔らかい、しっとりとした肉だんごです。クビ骨を砕いて加えると、なおいっそうおいしくなります。
写真: 小林 庸浩
エネルギー
/1010 kcal
*全量
材料
(つくりやすい分量)
- 【鶏だんご】
- ・鶏ひき肉 400g
- ・卵 1コ
- ・しょうが汁 小さじ2
- ・みりん 大さじ1
- ・しょうゆ 大さじ1
- ・塩 少々
- ・浮き粉 大さじ3
- *小麦粉から取ったでんぷん。柔らかく仕上がる。またはくず粉大さじ2。
- ・水 カップ1/2
- 【煮汁】
- ・しいたけの煮汁+昆布だし カップ4~5
- ・酒 大さじ1+1/2
- ・みりん 大さじ1+1/2
- ・しょうゆ 大さじ3
つくり方
1
鶏ひき肉に卵、しょうが汁、みりん、しょうゆ、塩を加え、手でよく混ぜる。分量の水で溶いた浮き粉を少しずつ加えながら混ぜ、肉がスプーンからポトリと落ちるくらいの柔らかさにする。
3
肉の表面が白くなり、固まりかけたら、落としぶたをして鍋ぶたもする。弱火で約20分間、途中で一度上下を返して煮る。そのまま一晩おいて味を含ませる。
! ポイント
滴が落ちないように、ふたを盆ざるにかえる。砕いたクビ骨を入れると、うまみと独特の口当たりでおいしくなる。鶏のクビ骨を出刃包丁で大まかにたたいてから、石の上で金づちでよくたたく。さらに、すり鉢に入れてつぶしずりし、鶏ひき肉に加える。ひき肉の約1割が適当。砕いた骨を入れた鶏だんごは、煮汁の浸透もよい。
全体備考
でき上がったら器に入れ、煮汁をヒタヒタに加えて浸し、冷蔵庫で保存する。
◆同じ煮汁で順番に煮しめていきましょう◆
煮しめ しいたけ
↓
煮しめ 鶏だんご
↓
煮しめ ごぼう
↓
煮しめ こんにゃく
きょうの料理レシピ
2007/12/11
正月料理 辰巳芳子の“これだけはつくりたいおせち”
このレシピをつくった人
辰巳 芳子さん
1924年生まれ。料理研究家の草分けだった母、浜子氏のもとで家庭料理を学ぶ一方、西洋料理の研さんも重ねる。父親の介護を通じてスープに開眼。高齢者へのスープサービスにも力を注ぎ、鎌倉の自宅などでスープ教室を主宰している。食育も実践し、児童が種をまき、育て、食べる「大豆100粒運動」を提唱し、広めている。
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