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きょうの料理レシピ

鬼ぐるみのリキュール

殻に焦げ色がつくまで香ばしくいって漬け込むので、樽(たる)で熟成させたような深い風味が出ます。風味の濃い鬼ぐるみを使うのがおすすめですが、菓子ぐるみを使っても。

鬼ぐるみのリキュール

写真: 鈴木 雅也

材料

(つくりやすい分量)

・鬼ぐるみ (殻付き) 500g
*または菓子ぐるみ。
・焼酎 (35度以上) カップ4+1/2

つくり方

1

くるみは殻を洗って水けを拭き、よく乾かす。表面加工のしていない厚手のフライパン(または鍋)に広げ入れ、時々混ぜながら弱火で30〜40分間いる。焦げ色がつき、割れ目ができてきたら、取り出して冷ます。

! ポイント

自動消火装置がついているガスコンロは途中で火が消えてしまうので、カセットコンロを使うとよい。

2

床に布巾や新聞紙を敷いて平らな石や堅い板を置き、くるみをのせる。殻の割れ目にマイナスドライバーの先端を差し込み、柄を金づちでたたいて半分に割る。

! ポイント

金づちは高いところから振り下ろさず、コツンと当てる程度でよい。手に当てないように注意。
菓子ぐるみの場合は鬼ぐるみと同様にからいりすれば、手で半分に割れる。

3

清潔な保存瓶に入れて、焼酎を注ぎ、ふたをして暗く涼しい場所に3か月間ほどおく。

! ポイント

瓶の口から落とすと殻が砕けてしまうので、手でつかんで底のほうに入れる。

全体備考

●保存
暗く涼しい場所で1~2年間。

◆よく使うのはこの2つ◆
※菓子ぐるみ
西洋ぐるみ(ペルシャぐるみ)の変種で、「手打ちぐるみ」ともいう。大粒で割りやすく、可食部が多い。菓子ぐるみと西洋ぐるみが交雑した「信濃ぐるみ」も「菓子ぐるみ」と称されることが多い。

※鬼ぐるみ
日本の寒冷地に自生する在来種のくるみ。殻が堅くて可食部が少ないが、風味がよい。

きょうの料理レシピ
2022/11/14 はじめての手仕事 くるみの手仕事

このレシピをつくった人

横山 タカ子

横山 タカ子さん

長野市在住。さまざまなメディアやイベントで季節の家庭料理を紹介するとともに、地元の食文化を広める活動にも尽力している。

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