たけのこと鶏手羽の酢煮
たけのこと鶏手羽元を、酢を加えた煮汁で炊いた簡単おかず。たけのこに、手羽元の香ばしさと酢のうまみがしみ込み、さっぱりしつつもコクのある味です。
写真: 蛭子 真
*1人分
*1人分
材料
(2人分)
- ・ゆでたけのこ 300g
- ・鶏手羽元 6本(400g)
- ・しょうが 1かけ(10g)
- 【A】
- ・水 カップ1
- ・砂糖 大さじ3
- ・米酢 大さじ2
- *または酢。
- ・うす口しょうゆ 大さじ1+1/2~2
- ・酒 大さじ1
- ・塩 小さじ1/4
- ・ゆで卵 2コ
- ・菜の花 (塩ゆで) 適宜
- ・塩
- ・こしょう
- ・サラダ油 大さじ1
つくり方
たけのこは根元を1.5cm厚さの半月形、穂先はくし形に切る。しょうがは皮ごと薄切りにする。鶏手羽元に塩・こしょうを軽くふる。
食感を生かし、堅い部分は半月形、柔らかい穂先はくし形に。
フライパンにサラダ油を中火で熱し、手羽元をこんがりと焼く。
焼き色はうまみの素(もと)。香ばしい味わいと香りでだしいらず!
1のたけのこ、しょうが、【A】を加え、ひと煮立ちさせてアクを取り除く。落としぶたをのせ、さらにふたをする。弱めの中火で20~25分間煮る。ゆで卵を加えてサッとからめる。器にたけのこと手羽元、2等分にしたゆで卵を盛り、好みで菜の花を添える。
酢のうまみが加わり、鶏肉が柔らかく、さっぱり仕上がる。
~生のたけのこが手に入ったら~
●たけのこのゆで方●
1.皮ごと表面をよく洗う。穂先の先端を斜めに切り落とし、皮に縦に1本切り込みを入れる。
2.大きめの鍋にたけのこと米ぬか1つかみ、赤とうがらし1本を入れ、かぶるくらいたっぷりの水を注いで強火にかける。
3.沸騰したら中火にし、水面がグラグラ煮立つ状態で約1時間ゆでる。根元に竹串がスッと通ったら火を止める。そのまま冷まし、一晩(約8時間)おく。
●保存●
皮をむいて水で洗い、保存容器に入れる。かぶるくらいの水をはり、冷蔵庫で保存する。毎日水をかえれば、3~4日間もつ。
●調理する前に●
節の間に白い粉の塊がある場合は、流水にあてながら竹串で取り除く。
このレシピをつくった人
杉本 節子さん
生家の京町家の保存活動をしながら、杉本家代々に伝わる記録を元に、京の食文化を研究。現在は「おばんざい」のむだを出さずに使いきる合理的なレシピに着目し、紹介に努めている。
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