
きょうの料理レシピ
いわしの岩石揚げ
青魚は揚げ物にすると水分がとぶので、くせが抑えられて食べやすくなります。外はカリッ、中はふんわり。冷めてもおいしいのでお弁当にもおすすめ。

写真: 久間 昌史
エネルギー
/290 kcal
*1人分
塩分/1.7 g
*1人分
調理時間
/30分
材料
(2~3人分)
- ・いわし (大) 4~5匹(600g)
- ・たまねぎ (みじん切り) 30g
- ・青じそ (みじん切り) 3枚分
- ・しょうが (みじん切り) 10g
- ・かぼちゃ 4~6枚
- *種とワタを取って7~8mm厚さに切る。
- ・ししとうがらし 4本
- *軸を切り、竹串で穴をあける。
- ・レモン汁 適量
- ・大根おろし 適量
- ・かたくり粉 小さじ1
- ・揚げ油
- ・塩
つくり方
手開きにする
1
いわしは流水でよく洗いながら、尾から頭のほうに親指でウロコを起こすようにして、ウロコを取る。両側のエラの後ろに親指と人さし指を入れ、頭を腹のほうに折る。そのまま腹側に引き、ワタも一緒に取り除く。
2
人さし指を腹の中に入れて尻ビレ(肛門)まで裂く。残っているワタを取り除き、腹の中を流水できれいに洗い、水けを拭く。
3
腹を手前にして両手で持ち、腹の中に親指を奥まで入れ、中骨に沿って尾側、頭側まで左右に開く。
4
尾の付け根で中骨を折り、片方の手の親指と人さし指で身を押さえながら、骨を起こすように尾側から頭側のほうに外す。
! ポイント
◎中骨は尾側から頭側に向けて外す◎
逆方向だと中骨がきれいに外れないので、尾側→頭側が鉄則。また、中骨を引っ張って外そうとすると中骨が折れてしまうので、身を押さえた指で外す。
5
中骨を取り外せば、手開きの完成。
! ポイント
◎中骨とともに上下の小骨も外れる◎
いわしは中骨とともに、上下の小骨が一気に外れるので、ほかの魚より骨の処理が楽。
6
尾側を手前にして左の腹骨を包丁ですき取る。頭側を手前にし、反対側の腹骨をすき取る。
7
身の中央(背ビレのある位置)に両親指を入れて半身ずつ皮から外し、尾とともに皮を切り落とす。
たたいて揚げる
8
身を包丁でブツ切りにしてから粗くたたく。つみれのように粘りは出さないこと。
9
たまねぎにかたくり粉小さじ1をまぶす。青じそ、しょうがとともに8にのせ、包丁でたたいて混ぜる。揚げ油を160~170℃に熱し、かぼちゃ、ししとうを揚げて塩少々をふる。
10
油の温度を170~180℃に上げる。9のいわしに塩小さじ2/3をふり、軽く混ぜる。木製の落としぶたの裏(または小さめのまな板など)にのせ、一口大に菜箸で整えながら油に入れ、揚げる。
! ポイント
◎塩は揚げる直前にふる◎
塩は脱水の働きがあるので、塩をふって時間がたつと水分が出てくさみが出る。塩は油を熱してから加える。
11
きつね色になったら紙タオルに取り出し、油をきる。かぼちゃ、ししとうとともに器に盛る。レモン汁をかけた大根おろしとともに食べる。
全体備考
◆中骨は骨せんべいにして楽しんでも!◆
中骨は170℃の油で揚げ、骨から出る泡が小さくなったら取り出して冷ます。同じ油で色づくまで二度揚げし、塩少々をふる。
きょうの料理レシピ
2019/06/18
おさらい和食塾
このレシピをつくった人

柳原 一成さん
(1942~2022)江戸料理を伝える懐石料理の宗家。東京赤坂で料理教室を主宰。全国各地の郷土料理や伝統行事食に造詣が深い。
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