冷凍ドライカレー
冷凍する間にカレーが具にしっかりしみて、どこか懐かしく、本格的な仕上がりに。“最後にラップなしでレンチン”が、炒め感を出すポイントです。
写真: 原 ヒデトシ
*1人分
*1人分
*冷凍する時間は除く。
材料
(1人分)
- ・ご飯 (冷ましたもの) 200g
- ・豚ひき肉 50g
- ・たまねぎ 1/8コ(25g)
- ・ピーマン 1/2コ(15g)
- 【A】
- ・ウスターソース 大さじ1
- ・カレー粉 小さじ1
- ・塩 小さじ1/6
- ・こしょう 少々
- ・バター 大さじ1/2(約5g)
つくり方
たまねぎは7mm四方に、ピーマンはヘタと種を取って同様に切る。これらをボウルに入れ、ひき肉と【A】を加えてよく混ぜる。
具材は切って、下味をつける。具材に下味をつけずに、ソースと重ねて入れる場合も。
冷凍用保存袋にご飯を詰め、平らにする。1を加え、バター大さじ1/2(約5g)を具の上にのせる。平らにして空気を抜き、口を閉じて冷凍する。
ご飯は先に入れる。具材より先に入れておくと、安定して詰めやすい。ご飯のあとに具材やソースを加える。ご飯のあとに具材を詰めると、食べるときの作業がしやすい。
凍ったまま袋から出し、具とご飯の境目で割る。耐熱皿に具をのせ、ご飯を重ねる。ラップでふんわりと覆い、電子レンジ(600W)に4分間かけ、ゴムべらなどでよく混ぜる。
凍ったまま、具材とご飯に分ける。具材、ご飯の順に重ねる。ご飯は解凍に時間がかかるため、上にする。半分解凍した状態で混ぜる。この状態で混ぜることで、ご飯と具の一体感が出る。
再びラップで覆い、電子レンジに3分間かけて混ぜる。最後はラップをせずに、電子レンジに1分間かける。
ラップをはずし、電子レンジにかける。余分な水分がとぶので、本来は炒めるご飯物にはこの工程を。
◎フリージングポイント◎
・ 冷凍用保存袋は中サイズを使用する。
・ 保存期間は冷凍庫で約3週間。
・ 凍ったまま袋から出し、電子レンジにかける。
・ 調理時間は、冷凍するとき、食べるときを合わせたもの。
◎堤さんの冷凍アドバイス◎
堤さんの“フリージングごはん”は、冷凍とは思えない、つくりたてに近い仕上がりが楽しめる。その秘けつは、食材選び。冷凍すると食感や味が変化して、おいしさがダウンしてしまうものは避ける。
【フリージングごはんに×の食材】
水菜、ほうれんそう、レタス、大根、かぶ、たけのこ
※繊維が多い野菜は筋っぽくなり、かみ切りも飲み込みも悪くなる。ただし、ほうれんそうはゆでて水にさらし、水けをきって細かく刻めばおいしく冷凍できる。
【フリージングごはんに△の食材】
白菜、キャベツ、グリーンアスパラガス、れんこん、ごぼう
※繊維が筋っぽくはなるが、小さく刻んだり薄切りにすれば食べやすくなる。
じゃがいも、さつまいも
※そのまま冷凍すると細胞が壊れて食感が悪くなるので、加熱してマッシュするのがおすすめ。
ちくわ、こんにゃく、豆腐
※食感が変化するが、その性質をあえて楽しむなら冷凍しても。
このレシピをつくった人
堤 人美さん
シンプルでセンスあふれるレシピに定評がある。単身赴任をしていた夫に「栄養のある手づくり料理を手軽に食べてもらいたい」という思いから、電子レンジで仕上げる便利な自家製フリージングごはんを開発。
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