きょうの料理レシピ
のり蒸し
箸を入れると、ふわっとのりがとろけます。おもてなしの膳に添えたい上品な逸品です。
写真: 松島 均
エネルギー
/70 kcal
調理時間
/40分
*きくらげを水で戻す時間は除く
材料
(4人分)
- ・ゆり根 8かけ
- ・ぎんなん 12コ
- ・むかご 12コ
- *なければ、くりでもよい
- ・きくらげ (大きさは中/戻す) 1枚
- 【れんこんのすり揚げ】
- ・れんこん 50g
- ・小麦粉 大さじ1
- ・のり (20cm角) 4枚
- 【A】
- ・だし カップ1
- *昆布巻きの煮物の下ゆで汁。なければ水でもよい
- ・水 カップ1
- ・うす口しょうゆ 大さじ1+1/2
- ・みつば 適宜
- ・揚げ油
つくり方
1
ゆり根は半分に切ってゆがく。ぎんなんは殻を割り、実をゆがいて薄皮をむく。むかごはゆがく。きくらげはせん切りにする。
2
れんこんのすり揚げをつくる。れんこんはすり鉢ですりおろして小麦粉と混ぜる。菜ばしで一口大に取り分け、中温(170℃)の揚げ油で黄金色に揚げて油をきる。
! ポイント
長時間揚げると堅くなり、破裂することもあるので注意する。
3
のりを広げ、4等分にした1と2をのせて包む。
! ポイント
のりは湯気に軽くあてて湿らせる。中央に具をのせ、手前の角を奥にたたむ。左右の角をそれぞれたたむ。包むように奥にたたみ、残った角を、折り目の透き間に差し込んでとめる。破れないようにていねいに包むこと。
4
3を器に入れ、合わせた【A】を4等分にして注ぎ入れる。蒸気の上がった蒸し器に入れ、約10分間蒸す。
5
4に結んだみつばを添え、ふたをする。
きょうの料理レシピ
2004/11/04
京の精進 一汁一菜
このレシピをつくった人
西川 玄房さん
京都の大本山妙心寺・東林院住職。竜安寺に弟子入りし、瑞竜寺にて修行。老師の隠侍(老師の世話をする役)として仕え、精進料理を覚える。1984年に東林院の住職となる。人々に禅寺を開放、宿坊として精進料理を供するほか、精進料理教室も主宰し、禅の教えを説く。また、1月「小豆粥で初春を祝う会」、6月「沙羅の花を愛でる会」、10月「梵燈のあかりに親しむ会」などの諸行事も開かれ、通称「沙羅双樹の寺」と云われる。
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