ゆで卵とその応用
ゆで卵のつくり方、飾り切りの方法をご紹介。かわいいゆで卵で、食卓がぱっと華やかに。昭和30年代に放送されたレシピです。
写真: 原 ヒデトシ
料理
赤堀 全子
材料
- ・卵 適量
- ・食紅 適量
- ・パセリの茎 適量
- ・サラダ菜 適量
- ・黒ごま 適量
つくり方
小鍋に卵とかぶるくらいの水を入れ、水から20分間ゆでる。卵黄を中央にしたいときは、卵を静かに熱い湯に入れ、2~3分間は転がしながらゆでるとほぼ卵黄が真ん中になる。ゆで上がったら、水に入れて冷まして皮をむくと皮離れよくむける。
ゆでるとき、湯に塩を少々入れると皮もむきやすく、ひびから卵が流れ出ない。
卵白がやや固まって、卵黄が柔らかい状態のものは、小鍋に卵がかぶるくらいの湯を沸かし、卵を静かに入れてごくとろ火で3~5分間ゆでる。
または湯を煮立てた中に卵を静かに入れ、1分間くらいで火を止め、約15分間そのままにする。これも1とほぼ同じくらいになる。
70℃くらいの湯に10分間くらい入れてこしらえると、卵黄、卵白ともに柔らかい半熟卵ができ上がる。
半熟卵には新鮮な卵を使い、時間を正確に計る。でき上がったらすぐいただくこと。
・うさぎの目は食紅で描く。
・梅花卵は箸5本で周囲を囲み、輪ゴムでとめ、へこみをつくる。
・りんご、桃は食紅で薄く色をつけてから手で丸みをつけ、りんごにはパセリの茎を刺す。桃は箸を押し当ててへこみをつけ、切ったサラダ菜の上に置く。
・だるまは食紅で色をつけ、表面をカットし黒ごまで顔をつくる。
卵の半熟はゆで卵や生卵より消化が早いので病人や子どもたちに向く。卵の固まる温度は卵白が73℃。卵黄が68℃。これを常に頭に入れておくと、上手にできる。
※このレシピは、1958/05/01に放送したものです。
材料表、つくり方の説明文は、現代と表現が異なる場合がありますが、当時の雰囲気を再現するため、初出時のままで掲載しています(一部、わかりやすいように語句を統一したり、補っている部分があります)。
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