きょうの料理レシピ
ひじきと油揚げ
ひじきが本来持っている甘みを引き出すため、できるだけ薄味で調えます。
写真: 小林 庸浩
エネルギー
/30 kcal
調理時間
/20分
*ひじきを戻す時間は除く。ひじきは、つくり方のようでなくても、柔らかくなれば、袋の表示通りの時間戻せばよい
材料
(4人分)
- ・ひじき (乾) 20g
- ・油揚げ 1/2枚
- ・だし カップ1/2
- ・ごま油 少々
- ・しょうゆ 小さじ2
- ・みりん 少々
つくり方
1
ひじきは1時間ごとに水を取り替えながら、柔らかくなるまで水に浸しておく。汚いものを取り去り、3cmくらいに切り、熱湯にくぐらせ、ざるに上げておく。
2
油揚げを熱湯に通したあと、細く切っておく。
3
鍋にごま油少々をたらし、熱くなったら、ひじきを入れて十分にいりつけ、細切りの油揚げを加え、だしを入れる。調味はしょうゆ小さじ2とみりん少々で。煮汁はヒタヒタの半量ほど、つまり少ない煮汁で。
! ポイント
調味料は煮詰まることを計算に入れて、薄味にする。
4
沸騰したら弱火で、煮汁がなくなるくらいまで煮込む。
! ポイント
煮汁を煮詰めてゆくので、調味はあくまでも薄味で。義一さんも、「足し算はできるが、引き算は難しい」という。濃い味を薄くしようと水を足せば、うまみも薄まってしまう。
きょうの料理レシピ
2006/12/26
懐かしレシピ~昭和39年の煮物~
このレシピをつくった人
辻 義一さん
(1933~2021)茶道裏千家流の懐石を務める料理店の3代目。希代の数寄者・北大路魯山人の鎌倉の家に住み込み、料理修業をした。昭和39年に「きょうの料理」に出演の辻嘉一さんの長男である。
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