きょうの料理レシピ
りんごのピロシキ
ふんわりした皮から出てくるのは、柔らかく煮た甘いりんご。ちょっとしたケーキのような味わいです。
写真: 木村 拓(東京料理写真)
エネルギー
/190 kcal
*1コ分
調理時間
/50分
*生地をねかせる時間は除く
材料
(長さ10cmの貝形約20~23コ分)
- ・強力粉 500g
- ・砂糖 40g
- ・塩 8g
- ・卵 1コ
- ・牛乳 250ml
- ・ドライイースト 7g
- ・バター (食塩不使用/室温に戻し、柔らかくしておく) 50g
- 【具】
- ・りんご 1コ
- *富士など
- ・砂糖 大さじ1
- ・シナモン (粉末) 少々
- ・レーズン 大さじ2
- *ぬるま湯またはブランデーで約15分間ふやかしておく
- ・強力粉
- *打ち粉用
- ・揚げ油
つくり方
1
皮は「ピロシキ」の手順1~8(6は除く)に従って、同様につくる。
2
生地を発酵させている間に、【具】をつくる。りんごは皮をむき、八つ割りにする。芯を取り、5mm厚さのいちょう形になるよう、端から切る。
3
なべに2のりんごを入れ、砂糖、シナモンを加える。全体を混ぜたらふたをし、りんごが半透明になるまで弱火で蒸し煮にする。
! ポイント
りんごに触れた菜ばしのあとが残るくらい、りんごが柔らかくなり、色が少し透き通るまで蒸し煮にする。少し歯ごたえが残るぐらいがおいしい。
4
3にふやかしたレーズンを加え、ざっと混ぜ、そのまま冷ます。
5
ねかせた1の生地をめん棒で直径10cm程度にのばす。指の上にのせ、くぼませたところに4の【具】を大さじ1詰める。
6
生地を少し引っ張り、しっかりととじ合わせたら、とじ目をフォークで押さえる。
! ポイント
2枚の生地が1枚になるぐらいに、力を入れてしっかりとフォークのあとをつける。
7
150~160℃に温めた揚げ油の中に6を入れ、時々返しながら、7~8分間ゆっくり揚げる。
! ポイント
溶き卵を表面にぬり、オーブン用の紙を敷いた天板に並べて、170~180℃のオーブンで約12分間焼いてもよい。
8
きれいなきつね色になったら、厚い紙タオルを敷いたバットに上げ、油をきる。
きょうの料理レシピ
2003/10/23
おやつ大好き
このレシピをつくった人
荒木 瑩子さん
(1929~2022)通訳。ロシア人の家族とともに暮らした間に料理を覚え、ロシア語通訳者として活躍。長年にわたり、大阪でロシアの食文化に関する講習会を開いていた。
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